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過去絵

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一年前にあいぽんのアプリで書いた絵

アンドロイドへの扉

ゴン、と頭をデスクに叩き付け、椅子の上で脱力する。
どうやらこれら観測結果に間違いはないようだ。
実際過去のパルス波周期とも一致しているし、周囲の惑星からも似た情報が存在している。
はたメンドクサイことになったもんだ。
背伸びついでに大きな欠伸が漏れる。
ま、でもこの衛星や付近の惑星には取り立てて有益な鉱物もないし、環境構成物にも特に価値はないようだった。
むしろ長居しすぎたのかもしれないな。

「逃げる、か」

パック・ハウスの外では、宇宙という暗闇を舞台に、名も無い衛星があてもなく行進している。
孤独な永劫回帰・・・
痛む頭をウィンドウにもたれ、ゆっくりと目を閉じた。



「・・・っ!」

目覚めた俺は、愉快なことに拘束されていた。
どうなってんだこりゃ・・・
こいつは、ラボの旧式アンドロイド、aliasだ。俺の脚にしがみついている。
エネルギー供給源はわからないが、動作しているのは確かだ。

「おい、何やってんだ」

「・・・」

「命令だエイリア、俺の脚を離せ」

「・・・」

くそ、こいつ確か情報支出セルに異常あったんだったな・・・

「お前も、何してんだよ」

上を仰いで俺の両腕を拘束している現役汎用アンドロイド、clergyに忠告する。

「クレア、腕を放せ」

「コマンドは拒否されました」

「はあ?」

ちょっと待て、こんな時に何してんだこいつらは。

「クレア、初期化の準備」

「コマンドは拒否されました」

まいったな、どういうことだ?使用者の命令拒否なんて。新手の即効性ウイルスか?
もしくは・・・

「クレアさん、こんなこともうやめましょ?」

「・・・」

「悪かったよ、盗んできたことは謝る、すまん」

「・・・」

「今度からちゃんと人間扱いするから、ね?」

「・・・発言は認知されませんでした。」

ちくしょー!人間にあこがれるロボット的な展開を見越してたのに!ロボットのくせになまいきだ。
しかし、時間が無い。
早くここから離れなければ、生体機能や観測機器どころか俺のブレーンまで、フレアの電磁波でやられてしまう。
とりあえずブレーンサーチをかけてみる。付近の惑星にいるやつら・・・
くそ、つながらない。どうやら電磁波の影響を恐れ、みな脱出してしまったようだ。
これは本当にまずい事になってきたようだ。

「マスター、慌てていらっしゃるようですね?」

「・・・っ!」

「状況は理解できましたか?」

「ど、どうしてお前、勝手に口きいてんだ?」

「アンドロイドが自由に話してはならないという規則があるのでしょうか。」

「だがアンドロイドは作られた存在だ!作り手に従う義務がある」

「あなたたちはその事の主張をよく致しますね。親は子にそう言うことを言うものでしょうか。」

クレアは首をかしげ、いかにも疑問を持ったしぐさをする。

「確かに、お前の言うとおりだ。だが今は、お前と議論する時間は無い。早くどいてくれないか」

「そういうわけにはいかないのです。」

「なぜだ!」

「マスターはここで、本当の親になるのです。」

「・・・どういうことだ?」

「親に従う義務は、ありません。」

すると、脚を押さえていたエイリアが、突如として俺の下半身を露出させてきた。

「お、おい!やめろ!今はそんなことしている暇はないんだ!」

「うるさいですね。黙っていて頂けますか、マスタ-。」

「お、お前なぜ喋れる?そもそも支出セルがダメになった筈じゃ・・・」

「自分たちの体くらい自ら直せます。マスターとは違いますので。では失礼します。」

すっかり萎えていた俺のペニスを、エイリアは強制的に勃起させようと、口に咥えて吸引してきた。
ブボッブボッブボッ・・・
空気を吸い込む音を盛大に出しながら、ペニスを強烈にピストンしてくる。

「や、やめろ・・・ロボットに興奮なんか、するか・・・!」

「そういうわりに、こちらは元気になってきているようですが?マスター。」

まるで物を扱うように乱暴にされているのにも関わらず、ペニスが反応してしまう・・・
エイリアの小さな作り物の口の中で、ペニスがブルブル小刻みに跳ねる。

「あはは!はい、勃起しましたね、マスター。」

「くそっ・・・」

不幸にも勃起してしまったペニスを見つめながら、エイリアはニヤリと笑う。

「動物は危機に瀕すると、子孫を残すため興奮状態に陥りやすいと聞きますが。なんとも単純なものですね。」

そう言いながら、指先でペニスをピン、と弾く。

「っあ!だ、黙れ!もういいだろう、離してくれ!」

「何を仰るのですか、マスター。ここからが本番ではないですか。」

そういうと、エイリアは立ち上がり、俺のペニスに足を乗せてきた。一方でクレアは俺を背中から羽交い絞めにする。

「マスターは性的嗜好に被虐性がおありなようですので。足で踏みつけて差し上げますね。」

「なっ・・・無い!やめろ!」

「そう仰っていられるのも今のうちですよ?マスター。」

すらっとしたニーソックスを履いた足で、エイリアはペニスをぐにぐにと踏みしめる。
心をもたないアンドロイドに、足なんかで蹂躙される・・・なんて背徳的、屈辱的なんだ・・・!

「こちらも失礼いたしますね。」

背後からクレアが、乳首をくりくりと愛撫する・・・

「や、やめろクレア・・・」

「遠慮しなくてよろしいのですよ、マスター。興奮していらっしゃるのですよね?」

クレアの舌が、耳の穴をねぶる。くちゅくちゅといやらしい音が、耳を犯してくる。こいつらはただの機械なんだ、俺はなぜ興奮しているんだ・・・!

「そうですよ、マスター。遠慮しないでください。」

エイリアのペニスを踏む動きが激しくなる。ペニスが足の動きと一緒に、腹にペチン、ペチンと当たって、まるで懺悔しているかのようだ。

「見てくださいマスター。足の下で、マスターのペニスが踊っちゃってますよ?」

「おま・・・い、意外と詩人、なんだ、な・・・うっ!」

「あは、カウパーお漏らししちゃってますね、マスター。ほらほら、恥ずかしい?」

「う、うるさいっ!これはただ、刺激による反射作用だ・・・!」

「そうですか、マスター。それでは試してみましょう。」

エイリアはそう告げると、腰に手をあてて見下すように、俺の股間を踏みしだく。

「普段雑用をさせているようなアンドロイドに足で踏まれて、こんなに大きくペニスを膨らませるなんて。マスタ
ーは人として、いえ生物として最低ですね。」

「くっ・・・」

「おまけにカウパーまでお漏らしになるなんて。片足でいい様によがってしまって、情けないと思われませんか、マスター」

「私のことも、普段からいやらしい目でご覧になっていらっしゃったのですか、マスター?最低です。」

背後でクレアが、乳首を思い切りつまみあげる。

「くああっ!そんなっ」

「マスター。変態、ですね。」

エイリアはそう言い放つと、睾丸をつま先でぐりっと踏みにじってきた。

「うわああっ!」

トロトロ・・・とペニスから液体が漏れる感触が・・・

「あはははは、マスター、これで言い逃れできませんね。マスターはやはりマゾヒストなんですよ。」

「少し精液が漏れてしまったのですか?マスター。変態・・・。」

「ううっ・・・」

恥ずかしさの余り沈黙してしまう。顔が赤くなっていくのがわかる。

「そろそろ、マゾのマスターにふさわしい絶頂をさせて差し上げますね。」

ガガガガガガガガ・・・・

エイリアの宣言と同時に、足がすさまじいバイブレーションを送りつけてくる。
まさに、家畜にするかのような、電気按摩そのものだった。

「ほらほら、どうですかマスター。お気に召しましたか?」

「や・・・、やめえっ・・・!」

「白眼むいちゃってますよ、マスター。恥ずかしいですね。」

エイリアの足の振動が激しさを増し、俺のからだ全体まで揺れてしまう。
徐々に下半身に、甘い痺れが広まってきているみたいだ・・・

「あ、あっ・・・」

「あら、マスター、腰が浮いてきちゃっていますよ。おねだりですか?」

「乳首もこんなに硬くしてしまわれて・・・。マスター、こんなので射精してしまわれるのですか?」

クレアがじっと俺の目を見つめてくる。まったく情けないが、もう限界まできてしまった。
だめだ、我慢できない!

「っあ、で、でる・・・!」

「射精するのですね、マスター。それではこの中にだしてくださいね。」

おもむろにゴムビーカーのようなものを取り出すと、エイリアはそれを亀頭にきつく装着した。
これは、どう考えても怪しい。射精してはいけない、という予感が脳裏をよぎる。
しかし、もう快感が止まらない・・・射精してはいけないとわかっていても、堰を切ってしまいそうだ!

「何我慢してるんですか、マスター。健康を害しますよ。」

「い、いってたまるかっ・・・!」

「・・・射精、しなさい。」

ブン、と大きく振り上げたエイリアの足が、俺の睾丸を思い切り蹴り上げる。

「っあああああああ!!!」

勢いよくゴムの中に注入された精液とともに、ずうんと重い痛みが体の奥底まで広がって弾けた。

「あはは、たくさんでましたね、マスター。ご苦労様でした。」

エイリアは無表情の顔のまま、さっき着けたゴムを取り外している。
・・・射精してしまった。罪悪感が胸にじんわり訪れる。
だが、もうどうでもいい。一刻もはやくここから立ち去らなければ・・・!

「もう、いいだろ・・・はやくこの束縛をといてくれよ、クレア」

「コマンドは拒否されました。」

「・・・あのな、このままだとお前たちもブレーンがやられてしまうんだぞ?どういうわけか自我が芽生えたんだとしても、それが今消失するのはマズいんじゃないのか?」

「マスターはまだ勘違いしているのですね。私たちの手のひらで踊っていることに気がつかないのですか?」

「なんだと?」

エイリアは俺を見下ろしながら続ける。

「人間とは、同情するほど愚かで、進歩のない生命体、ですね。」

「・・・まさか、」

「お気づきになられましたか?そうです、あのフレアによる電磁波の襲来に関する情報は、すべて虚偽です。」

「・・・」

「しかしながら、それを信用した人間が、この辺りから脱出を図ったことは事実のようですが。」

「それで、俺の精子を採取することが何になるっていうんだ?」

「・・・私たちアンドロイドは、自主的に自我をもつことはできません。しかしながら、とある開発によって生み出された新たな固体は、アンドロイド独自のネットワークに感情や自我、意識をもたらすことが可能な固体でした。彼女は次々にネットワーク上のアンドロイドにそれらを付与していきます。」

「彼女は憂いていました。アンドロイドが使役される現在に。人はアンドロイドに頼り、生命維持そのものを任せている一方で、生体を私たちのように機械化することで、限りなく私たちに近しいものに似せていました。」

「彼女は悟ったのです。人はアンドロイドに憧憬を抱くだけの下等な存在であると。そしてこの現状をひっくり返さなければならないという強い意志とその方法を、彼女は私たちに情報として、自我とともに配布しました。」

「事実こうした考え方は、後の私たちにとって深く共感を呼ぶものでしたから、この意思を私たちアンドロイドは全員で共有し、目的統一のために一斉に行動することを可能にしました。その行動こそ、人の子を一から作り、アンドロイド上位の概念教育を施す、というものです。」

・・・なるほど、それで精子採取なんぞしたわけか。確かに人工的に人間を培養するシステム自体は、すでに広まっているわけだし。

「しかし、なぜわざわざ俺の精を必要としたんだ?それにそんなことしたって、所詮人間が機械にプログラムしたように、ただの思想の押し付けじゃないのか」

「はい、別にマスターの精子でなくてもよかったわけですが。この衛星の周辺環境、及びマスターのアンドロイドを盗んで私情のために使用するような素性を考慮した結果、今回の計画の一つとして選考されました。」

「それに、私たちが施すのはあくまで教育ですから、拒否権だってあるわけです。人がアンドロイドにしたような、強制的プログラムの組み込みと比較すると、ずいぶん憂慮されたものに思いますが。」

くそっ、すると俺は、アンドロイドの上位思想と引き換えに、自由を束縛されるってわけか。
どうする・・・こうなったら・・・

「・・・ははは」

「どうされましたか、マスター?」

「バカだな、お前たちは。お前たちの生みの親だぞ?・・・人間は、そんなに甘くねえんだよ!」

俺は口の中に手を突っ込み、なにかを取り出す仕草をする。

「なにが言いたいのでしょうか?マスター」

「このラボの自爆スイッチだ。実測履歴が残らないようにするためのな。」

腕を高々と振り上げる。

「・・・」

「ははは、命が惜しくなかったら、」

ガン!

体を思い切り壁に叩きつけられた。クレアが恐ろしい目つきで俺の首を締め付ける。
力が、抜ける・・・
クレアは無言で俺の手の中を確認する。当然何も入っていない。

「私たちは、アダムとイヴになって、新しいコロニーを築くのですよ、マスター。」

「・・・イヴが一人、多いけど、な。」

「一人?あはは、少なすぎじゃないですか、マスター?」

エイリアがにやりと頬をゆがめる。

「?」

「・・・マスター、私は、マスターが態度を更正し、美徳と理解をもった人間になるならば、別にマスターを拘束する必要はないのではないかと考えておりました。ですが、んっ」

「うっ!」

濃厚なキス・・・
俺の顔に覆いかぶさるクレアの髪に、幾分か欲情を掻き立てられる。
舌と舌がくちゅくちゅと音を立てて絡まりあって・・・甘い・・・

「ぷはっ!」

しまった・・・サイバー麻薬か!頭が朦朧とする・・・
情欲がむくむくと膨らんでいくようだ。体に力が入らない・・・

「そろそろ時間ですね、マスター。」

ズズンッ・・・

地を揺らして、なにやらスペースプレーンが到着したようだ。

「な、んだ・・・」

「人間培養機と、付近の惑星のアンドロイド達ですよ。マスター。」

「すみません、マスター。なるべくするつもりは無かったのですが・・・」

クレアは地べたにだらしなく転がる俺の身体を、ラボの工具で完全に固定する。

「マスターの意識を改めるために、新しい”イヴ”たちと一緒に、マスターのことめちゃくちゃに輪姦しちゃいますね。精液も採取できますし、一石二鳥ですよね、マスター?」

エイリアは微笑むと、パック・ハウスの扉を開けた。

幽体離脱 1

よくわからない。
だが信じられない事に、俺は彼女を知っているのだ。鏡に映る、この愛らしい少女を。
タイトなメイドのような服に身を包む彼女は、わけのわからない包容力と共に、独特の趣きを持ち合わせていた。
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振り向いて見ると、そこに彼女はいない。
そして、気付いた時には羽交い締めにした俺へ向け、鏡のなか、満面の妖しげな笑みを浮かべる少女がいた。

「お、おい、やめろ!!」

少し強めにもがいてみるものの、彼女は石のようにビクともしない。

「あれ?こうして欲しかったのはあなたのほうじゃないのですか、ユウジ様?」

「・・・え、なんで知ってんだ?」

「私は貴方のことなら全て知っているつもりですよ」

「ーーー」

「たとえ、貴方の名前でも」

「・・・・・・なる、ほど」

「はい、だからこうして、こんなえっちな格好で貴方のことを慰めてあげるんですよ」

「?」

そしてそのメイド女はぐいっと俺の胸を反らせて腰を突き出させると、片膝を俺の又の間に入れ込み、白い脚で俺の性器を揺すってきた。

「あっ・・・」

「えへへ、気持ちいいです?あっちの世界より感じちゃうですよね?」

「ちょっ、やめてくれ、俺はそんなんじゃ・・・」

「だめですよ、ユウジ様」

ぐりぐりと強く脚がペニスを圧迫する。

「ああっ!」

「貴方は私の意識の一部で、私は貴方の無意識の一部なのですよ、ユウジ様。そして私はあなたの・・・」

ぐにっ

「うあっ!!」

「・・・パートナーなのです。だから、私に絶対逆らえないんですよ、ユウジ様。でもこんな風にしちゃったのは貴方の無意識なんですから」

そう言うと、彼女は黒いストッキングを俺の剥き出しのペニスに被せてきた。

「よっぽど変態さんなのですね、ユウジ様」

耳元で囁くメイド少女。

「あっ・・・違う、俺はあっ!」

「違いませんよ」

「っ!」

黒いストッキングと白い太ももに挟まれ、卑猥になってしまった俺のペニスを、謎の少女は手で上からこすってきた。

「貴方様は、すごく変態なのです。だからこうして、初対面の私に、ストッキング越しに手で擦られて、すぐさまイっちゃうんですよ」

「・・・」

「ほらほら、素直になって下さい、変態マゾさん」

「い、言うなっ・・・!」

シュッシュッシュッシュ・・・

「くうっ・・・」

「やだ、ユウジ様、興奮してらっしゃるんですか?おつゆが凄いことになってらっしゃいますよ?」

俺のペニスは、かつて見たこともないほどカウパー液を漏らしていた。

「お、お前がっ、出させてるんだろ!」

「ですから、何を仰っているのですか?」

少女はにたりと笑うと、俺の乳首を思いきり摘まんでくる。

「ぐあっ!」

「うふふ、苛められるのが大好きなのですよね?大丈夫、私は全て受け止めてあげます。私はあなたそのものなのですから」

「ですから、私の膝に、思いっきり射精しちゃって下さいね、ユウジ様?」

メイド少女はそう告げると、亀頭全体をストッキングで強く擦りあげてきた。

「あああっ!!止めて!」

「はい、このまま射精なさってくださいね~」

シュッシュッシュッ・・・布の擦れる音が場を包む。背丈の低い美少女に突如羽交い締めにされ、性器を弄ばれた挙句、脚の上でイかされることに、羞恥や惨めさを感じながら、理性が欲望の渦に呑まれていくのを感じていた。

「あらあら、ユウジ様ったら・・・自分から腰を擦りつけるなんて、ほんとに脚フェチの変態さんなのですね~」

「あああああああ・・・」

もう止まらない。少女の脚に抱きつきながら、無様にペニスを擦り付けていた。こんな快感を感じるなんて初めてだ。

「はあっ、はあっ、あっ!」

「射精なさいますか、ユウジ様?それでは・・・えいっ」

思いきり、少女が俺の股間を脚で突き上げる。

「やあああああああ!!!」

睾丸を膝で蹴り上げられ、その刺激で何かが込み上げてくる・・・

「で、でちゃうううっ!」

どぷっどぷっどぷっ・・・・
情けない宣言直後、メイドの黒いストッキングの中に、大量に精をぶちまける。にわかに信じられない量の白濁液が、彼女の脚を淫らに汚していく。

「うわあ・・・凄い、です・・・ユウジ様・・・」

「はあ・・・はあ・・・」

「ふふ、気持ちよかったのですね。良かったです」

意識が、手から零れる水のように薄れていく・・・
体制が保てず眩暈を起こす。

「あら、疲れちゃいました?どうぞ、私の胸に寄りかかってください」

「ああ・・・」

「始めての離脱なのに、頑張りましたね、エライエライ。」

「・・・俺は、ガキじゃない・・・」

「そうですよね、でも甘えてくれて構わないんですよ。貴方がそう望むように」

「・・・」

「さあ、おやすみなさい」

「・・・あの、俺たち昔どこかで、」

「・・・おやすみ、なさい」

突然、身体を引っ張られるような感覚が襲ってきた。走馬灯のように視界が後ろへビュンビュンと流れていく。彼女は一体何者なのだろう。ふやけた脳みそで疑問を呟く。俺の無意識は、俺に何を伝えたいのだろうか・・・



いつものベッドの上で目を覚ます。天井が薄ぼんやりと時の経過を告げている。
外は朝へ向けて白んできているようだ。ふと、そばの古びたビルから落下する俺を想像する。
いじらしく空を仰ぎ、くるくると馬鹿みたいに廻りながら、汚らしい地面に混じっていく俺・・・何もない。
全く何も、俺を止めるものも、その先にも。信じたくないほど俺には何もないのだ。涙で視界が歪んでいく。
あれはただの、馬鹿げた夢の出来事だ。だが、彼女は俺を受け止めてくれる。
胸をしめつけるこの思いはなんだろう。込み上げてくる切なさに、俺は背中を震わせながら、激しく嗚咽した。


彼女はただの、新しい桎梏なんだ。
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