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バブルスライム娘

故郷の町からはるか西離れに存在する洞窟。

俺は東方へ続く大陸に渡る資格を手に入れるため、最深部に巣食う魔物を討伐しに、単独でやってきた。

やってきたのはいいものの・・・


俺は冒険者だ。

かつて血を統べ、あらゆる力を束ねてきた例の剛の者とは違う。

伝統的な権力も、あるいは運命付けられた強者でもない。

ましてや歴戦の勇者に関係している者でもない。

そう、一般的な旅人。

模範的な”とある”冒険者。

だが、そんな選ばれし者ではないという気概から、俺はある決断を手にした。

力なき者こそ、出来ることがある。

すべき事はいつでも開放されているではないか。

そうした自負かつ独善的思考にしがみつき、俺はあらゆる道行く者から先んじる冒険者となった。

だが―――――


人里離れた洞窟。

足を踏み入れてすぐの事だった。

出会ってすぐ理解した。初見で直感した。

俺は。

今の俺は。

こいつ、いや・・・彼女には、

・・・勝てない。


眼前のバブルスライムは薄気味悪く笑う。

いや・・・彼女に気味悪がられたい気持ちはないのだろうが。

到底適わない・・・

俺には死の足音がはっきり聞こえた。

「ふふ・・・何度逃げようとしても無駄ですよ・・・お兄さん?」

「くっ・・・!」

狭苦しい洞窟内。四面楚歌。

俺はかつてない危機に曝されていた。

素早い身のこなしに加え、こちらの状態異常・・・

もはや体力さえも風前の灯だった。

「俺は・・・」

「あはは、なんですか、おにいさん?」

「・・・お前なんかにやられるわけには、いかないんだ・・・!」

過去の記憶がむくむくと湧き上がる。

ふがいなさを悔やみつつ、何も出来なかった昔の俺。

無気力と過信との倒錯をかみ締め、こうして生きてきた。

「お前なんか雑魚に・・・!」

ふいに背筋に走る、ゾクリとした感触。

「・・・やられるわけには・・・!って感じですか?お に い さ ん♪」

一瞬で距離を縮める敵。

次の瞬間、見事に俺はバブルスライムに押し倒されていた。


bubble1


ぬめり。

体中を包む粘っこい抱擁。

表現し難い彼女の束縛に、俺は対抗出来ずにいた。


彼女の目がギラリと光る。

「なんで動けないんだ、って言いたそうですね、おにいさん」

「あ、あが・・・」

「ふふ、私の粘液にはですね、神経を麻痺させる効果があるんですよ☆」

体中に力が入らない・・・

自分でもわかる。

これは・・・まぎれもない・・・

死亡フラグだ。

「わ、わかった!降参!降参だ!!」

唐突に叫ぶ俺。

「なんですか?往生際の悪い」

「言い考えがあるんだ!これより東の地に、生者の力を真に引き出す宝珠があるんだ!それへ続く道の鍵を俺は持っている!こ、これと引き換えに、命を助けてくれ!」

「へえー・・・」

お?これは興味アリか?

「頼む!これで俺の命を、おおおあっ!?」

「・・・うるさいですね」

喉に彼女の粘液が浸入して・・・声が・・・

「あは、飲んじゃった」

見下ろす彼女は、最早さっきまでの敵ではなかった。

それは、あくまで捕食側の表情を浮かべていた。

「動けないですか?・・・あはは!」

「」

ぴくりとも動けない俺を嘲るように見下げ、彼女は続ける。

「あのですね、最初から交渉の余地なんて無かったんですよ?あなたは私の餌で、ただの栄養に過ぎないんです。」

「それなのに、必死になってそんな大切なことも漏らしちゃうなんて。クスクス、ほーんと、可愛い生き物ですよね、人間って」

「大丈夫ですよお、おにいさんが今まで培ってきた力は、全部私が吸収してあげますから♪」

・・・!

いやだ・・・いや、いやだぁ・・・!

ダメだ、やめてくれ・・・!!

「はぁい、いただきますよお~?」

体中にまとわりついた粘液が、蠕動し始めた。

じっとりと衣服を透過し、性器へ・・・

「・・・っ!」

じゅるり・・・

尿道へ、肛門へ、粘液が逆流してくる・・・

奥へ奥へ移動する彼女自身、粘液は、どうやら俺の中で徐々に拡散しているようだ。

「あっ !」

ふいに、前立腺を包まれる感覚。

「はあい、おにいさんのココ、いじめちゃいますよお~♪くにくに~」

身体中の力が抜けていく。

「ふあぁっ・・・!」

「あは、変な声だして~・・・いいんですか、そんな感じちゃってて」

クスクスと不適に笑う彼女。

おかしい。

疑問と同時に、何か大切なものが溶け出す感じが胸をよぎった。

嫌な感じがする。

このままでは、もう取り返しがつかない、そんな感覚・・・

唐突に、ジーンと下半身を打つ脈動。

「く、くぁああっ・・・!」

気づいた時には、俺は無様に射精していた。


bubble


「・・・きゃっ!」

どくっ、どくっ、どくっ・・・・・

困惑するバブルスライム。

彼女の粘液の中で、ペニスがおもむろに暴発した。

「もう、射精しゃったんですか?・・・あはっ、情けないんですね・・・」

「ぐっ・・・」

ぷるぷるした粘液の中で、溶けいくザーメン。

「でも大丈夫、この精液も無駄にはしませんから・・・☆」

・・・えっ?

次の瞬間、彼女の中に溶け出した精液が、粘液に溶出し。

全身が、彼女の全身が、光を帯びる。

俺は、彼女が格段にレベルアップしたのが理解できた。

「あは、気づきましたあ?あなたの力、私のものにしちゃったんですよぉ?」

「ちょっと自分の筋力が弱まったと思いません?あなたの持つ力、私が吸っちゃったんです♪」

・・・は?そんな馬鹿な・・・

だが、確かに肉体が一回り小さくなっているような・・・

「そ、んなぁ・・・」

見上げると、満面の笑みで覆いかぶさる彼女がいた。

「せっかく、一生懸命レベルを上げてきたのに、残念でしたね☆おにいさん?」

そう、既に決していたのだ。

彼女と対面した時点で、俺の末路は。

「チューしちゃいますよお?ほら、舌・・・だしなさい」

なおもグチュグチュと、刺激を止めない股間の粘液。

溶かしだされる・・・っ!

奪われてしまうう・・・俺の力が・・・!

今までの俺は・・・?

今まで生き、成長し、鍛えてきた俺の、俺の意味は?

レゾンデートルさえ無慈悲に、

無下に無かったものにしてしまうのか・・・?

嫌だ。

嫌だ、嫌だぁああ・・・っ!

胸の奥底で、ふつふつと・・・湧き上がる・・・

否定するドス黒い感情に―――

―――身を、任せた。

(Yes) or  (No)

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バブルスライム娘 No

→No



腹の底から突き上げる衝動に、俺は身悶えた。

・・・いけない。

こんな黒い波動に染まってはいけない。

これは天命なのだ。

そうだろう?

かつてその息の根を刈ってきた魔物たちは、どうしてきたのだろう。

末節の希望にすがり、がりがりと命の斜壁にしがみつこうと試み。

川の淵で流れ行く砂礫のごとく、無残にその命を散らしていったではないか。

俺がこの天寿を全うすることで、彼らもまた、待望の血路を見出すのではないか。

・・・そうだろう?

そうだろうか?

―――こうして俺は、彼女の餌になることを、受け入れた。



「はい、あ~ん♪」

舌の先から分泌された粘液が、俺の体内へと流れ込んでゆく。

それは、とても甘美で、とても逆らえるものではなく。

とても危険な匂いがした。

「うん、おいしいですね~☆・・・どうです?タマタマの方、なんだか違和感ありません?」

「・・・っ!」

言われたとおり、恐る恐る注意を向けると、驚くほど膨れ上がった睾丸があった。

これが・・・俺の?

「ふふ、いい子ですね♪いいんでちゅよ、そのまま・・・エッチな気持ちになっちゃって下さいね~」

「あ・・・っ!」

乳首がクニクニと粘液に覆れ、卑猥な刺激が与えられる。

同時に、どんどん弱体化していく体力が、彼女によって精液と化していた。

もう、戻れない―――

彼女に、このスライム娘に・・・

俺の培ってきたすべてが・・・吸い尽くされてしまう・・・っ!

「あ、がああ・・・っ!!」

パンパンに膨らんだ睾丸。

思春期に何ヶ月も我慢したように、性衝動に駆られていた。

もう捨てたはずの欲望に、俺は体中が、射精を求めて転がり落ちていた。

「い、イかせでぐれえ・・・っ!」

俺は、眼前の化け物に懇願していた。

物心ついてから敵愾心を燃やしていた相手。

だが、今の俺には、心から手を伸ばし、そして求めるべき相手になっていた。

「・・・へえ、いいんですかあ?もうこんなにパンパンになるほど溜め込んじゃった精液、射精しちゃったら、死んじゃうかもですよお?」

・・・!

死・・・?

「レベルにして30ってところでしょうか?射精しちゃったら、死ななくともレベル1の赤ちゃん並みのニンゲンになっちゃいますね☆」

「そ、ぞんなぁ・・・」

「あはは、嫌ですかぁ?・・・でもだ~め、イかせちゃいます♪ていうか、こんなにタマタマ膨らんでるのに、我慢できないでしょ?」

いやらしい手つきで、彼女の指がそろり、と睾丸の表面をなで上げる。

もう、我慢できなかった。

「じ、死にだぐないぃ・・・」

不意に口をつく欲求。

それは最高に、惨めで。哀れで。

「うふ、だ~いじょうぶ、死にませんよぉ♪でも、赤ちゃん並の可愛い坊やになっちゃうでしょうけど☆」

「今まで努力して鍛えた力もぉ、ぜ~んぶ私が吸い取って、無駄になんかしないんですから♪大丈夫☆」

同時に、無駄であった。

「ほぉ~ら、それじゃあイっちゃいましょうね~」

「いや、いやだぁああ・・・!」

「あらあら、泣いちゃって。そんなんじゃ、かっこ悪いでちゅよ?」

俺は、無様にも流れ出る涙を留めずにいた。

こんなヤツにわかってたまるか。

俺の努力がわかってたまるか。

だが同時に、謎めいた安心感をも感じていた。

「うんうん、怖いでちゅね~♪でも、ほぉら、気持いいでちゅよお~?」

彼女の胸からでる分泌液は、俺に心からの安らぎを与えた。

「お、おいしい・・・」

「あは、おいちいでちゅか?・・・はあ、おめでたいヤツ・・・もう完全に堕ちちゃったね」

・・・え?

突如、彼女の声音が冷たく変化する。

「ほら、さっさとイきなさいよ。餌にしてあげる。」

さっきまでぬるぬると身体を取り巻いていた粘液が、形をかえ、全身を猛烈にくすぐってくる・・・!

「あ、あはははは!あがああああああ!!!!」

ぎゅぽっ!ぎゅぽっ!

ペニス、肛門に入った粘液は、硬い棒状になり、激しいピストン運動を繰り返す!

完全に犯されている・・・!

スライム娘に、まるで女のように・・・!!

「あははは、ほらほら、みっともないわね!人間のメス豚みたい!・・・もっと鳴きなさい!ほら!」

「あ、あがあああああ・・・!!!」

「あはっ、イけ!おら、イきなさい!!」

「もがアアあああああああああああ!!!!!!」

じゅぷっ!

尿道から粘液の波が引いていくと共に、


bubble2


どぷっ、どぷっ、どぷっ・・・・

射精が際限なくはじまった。

「あは、出てる出てる・・・♪」

「あああ、ダメ、ダメえ・・・!」

射精を止めようともがく俺を、彼女はしっかりとおさえつける。

「ああ・・・いいわあ・・・魔力が、溢れてくる・・・♪」

どぷっ、どぷっ・・・

スライム娘の身体が光を帯び、強力な魔力が身をまとっていく・・・

吸われている・・・俺が、俺のすべてがあ・・・

「あ、あが・・・」

一方、身長も縮み、筋肉も削げ落ちた俺。

もはや・・・旅に出る以前の、醜い姿に成り下がっていた。

「た、助けてぇ・・・」

みなぎる力に打ち震える彼女が、冷血に俺を見下す。

「はあ、まだ生きていたんですか。しぶといですね・・・ほら」

くるり、と彼女の指が円を描く。

すると、それが光のわっかとなり、俺の首を締め付けた。

「それはね、奴隷の首輪。一生私の命令を聞く奴隷になるのよ・・・♪」

そんな馬鹿な・・・

だが光の輪は、俺の細腕では、どうにも取れそうになかった。

「まずは・・・ほら、私の足をお舐め」

ビクっと身体が反応する。

意思とは関係なく、操り人形のように、俺はいつのまにか・・・

憎むべきモンスターである、このスライム娘の足裏を―――

愛おしむかのように・・・舐めしゃぶっていた。

「あはははは!もっと綺麗に舐めなさい、この犬!」

彼女の嘲り笑う声を聞きながら・・・

永遠に適わない彼女への、服従を誓うキスをした・・・






こうして俺は、モンスター娘の奴隷に、成り下がった―――




end

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