tennis
ドンドンドンドン!!
男子テニス部部長、二年生の高野が、女子テニス部の扉をせっぱつまりながら激しく叩いていた。
「ちょっと!女子部の部長いますか!!」
しばらくして、ギイと部室の扉がひらくと、女子部員のひとりが顔を覗かせる。
さらりと髪を払う仕草や、華奢な身体つき―――一見してお嬢様のような風貌の少女が、ぴっちりとした体操着を身にまとって現れた。

「は~い、なんでしょうか……?」
おっとりとした女子の口調に、多少調子を狂わされそうになりながらも高野は続ける。
「えーっと、女子部の部長さんですか?」
「ええ、そうですけれど……あなたは?」
「あ、俺は今年から男子テニス部の部長になった、高野ですが……」
「あら~♪よろしくお願いします~。私は、今年女子テニス部の部長になりました、三年の鈴木すずねと申します~」
部室から出てきた新しい女子部の部長―――鈴木すずね。
改めてみると、その姿に高野はたじろがずにはいられなかった。
高野自身、中学男子の平均よりも身長は若干高めだったが、それを圧倒してすずねは背が高く、胸元の高野を完全に見下ろす格好になっていた。
特筆すべきはそのプロポーション……モデルといわれてもおかしくないような長い手脚に細い腰、そしてあふれんばかりの巨大な胸―――
端から見れば、モデルである成人女性に向かって、年端の行かない少年がつっかかっているかのようだった。
「いや、あの……どういうことですか?これ」
そのプレッシャーに負けまいと、高野がズイと眼前へプリントを突き出す。
「男子の練習日が今年から週1に変更って……ほとんど練習できないじゃないですか!」
「ええ……ですけど、もう決まっちゃったことだものね~……」
「今年は男子テニス部にも、新入部員が5人も入ってきたんですよ!?それなのにこれは―――」
「う~ん、そうはいっても……やっぱり結果が伴っていないと、まわりも評価してくれないでしょうし……」
「……ッ!」
高野は唇をキッと強く噛んだ。
事実、男子テニス部は弱小の部―――毎年新入生を取り入れ、部を維持することすら危ういような現状だった。
一方で、女子テニス部は毎年全国大会に出場するような強豪であり、旧校舎の建設当時から継がれる伝統と誇りに裏打ちされた実力を兼ね備えていた。
そのため女子テニス部は盛んに活動を行うことが認められており、限りあるテニスコートを巡り、男子の部は年々肩身の狭い立場へと押しやられていたのだった。
「あら……ごめんなさい、口が過ぎましたね」
「……や、いいんです。先輩にあたっても仕方ないですよね……ちょっと俺、そちらの顧問に直接文句言ってきます」
「!……あっ、ちょっと待って」
力なく身を翻す高野を、すずねが引き止めた。
「あのね~、男子が活躍しているところをまわりの人に見てもらって、評価してもらう……って言うのはどうでしょう?」
「え……っというと?」
「つまりですね~、私たちと試合をして、あんな実力のある女子部に勝てちゃうぞっていうところを、ほかの部員たちに見てもらうんです。もちろん男子と女子とでは、力や運動能力の差が歴然ですから……簡単にそちらが勝ってしまうとは思うんですけれど」
「は、はあ……?」
「こんなこと言うといけないんですが……女子部員の多くは、男子部員さんを下に見てるところがありますから……男子部員さんがちゃんと頑張ってるってところを見せてあげれば、コートの使用期間についても納得するんじゃないかしら~」
「……」
「あ、別に無理にとは言いません……もしかして、本当に女子に勝つ自信が無い、とか―――」
「っ!!そんなことない!スポーツで男が女に負けるわけないじゃないですか!!……いいですよ、じゃあ」
高野が半ばムキになって答えると、パアッとすずねが笑顔を浮かべた。
「はい♪では明日の放課後、各代表同士のシングルスでどうでしょう?女子部は私が代表になりますが……」
「わかりました、俺が相手になります!明日はよろしくお願いします!」
「うふ♪は~い、お手柔らかにおねがいします~」
すずねが手を差し伸べ、高野がそれに応じる。
白くてスベスベとした柔らかな女の手の感触が、高野の小さな手のひらをぎゅっと包む。
それだけで、思春期に突入したばかりの高野は、良からぬ興奮で鼻息を荒げてしまっていた。
「あ、そうですわ……無いとは思いますが、逆に私があなたに勝った場合……男子部は女子部の願いをなんでも一つ聞いてもらう、というのはどうでしょう?」
「え、ええ~……」
手を握られたまま躊躇う高野。すずねはその様子をじっと観察していた。
すずねはその豊満な身体を、ぐぐっと背の低い高野の方へ寄せると、顔を耳元へ近づけた。
「ダイジョウブですよ……♪だって部長さん、こ~んなに強そうですもの……」
吐息がかかるほど近くで高野にそう囁くと、すずねは高野の手をとって、感触を確かめるように指先で腕や二の腕をニギニギと揉んだ。
「あっ……」
異性経験の無い少年が、モデルのようなスタイルの女子に身体を触れられ……否応なしに性欲を駆り立てられていく。
高野は動悸が激しくなるとともに、股間へ血液が集中していくのがわかった。
「……」
すずねは自分が思ったとおりの反応を相手に与えられたことがわかると、力の抜けた高野の両手をとって、自分の巨大な胸に押し付けた。
「~~~っ!!」
ビクッと目を白黒させながら反応する高野。
「……」
すずねは口元に微笑を浮かべたまま、柔らかな双丘へ高野の両指をズブリズブリと沈めさせると、弧を描くようにこねまわさせた。
「あ、ああっ……」
高野はなにが起こっているのかすらわからないままに、すずねの胸元へ腕こと抱き寄せられていく。

バフッ……
芳醇な花のような芳しい香りと、ミルクのような甘い匂い……
蕩けるような胸の肉圧と、温かな母性を感じさせる抱擁……
「うふふ……頑張れるおまじない、です♪」
ぎゅうっ……!
高野の腰に、すずねの細腕がするりとまわされると同時に、全身を甘く締め付けられた。
「ふ、ううんっ……!」
全身を、蕩けるような快感が走る。
「あ、あ、あっ」
喘ぎに似た声が漏れることも厭わず、高野の下半身から力が抜けていく―――
「……」
すずねがじっと目を細めて、高野の挙動を観察している。
恥ずかしさと、興奮と、正体不明の脱力感と、そして初めての異性のカンショク……それが一斉に高野へ襲い掛かる。
「うっ、あ~っ、あ~~……」
高野の声が、だんだんと懇願混じりの艶声に変わる。
どうしようもなく、ただ漏れてしまう雄の喘ぎ声……
「……」
ぎゅうううっ……
すると、すずねはベアハッグのように強く高野の胴体を締めあげてしまった。
巨大な胸が、完全に高野の頭を埋め覆いつくすと、濃いフェロモンが高野の鼻から体内へ侵入していく。
「あっ……!」
スリッ……
不意に、すずねのヘソの位置に、ズボン越しに高野の股間が触れた。
ゾクゾクゾクゾクッ……!!
「……クスッ」
すずねの腕の中で、高野の全身が陸に揚がった魚のように跳ねた。
こうなると、男子という生き物はみな同じように愛らしい。
ぎゅうううううぅぅっ……!
「あ~……ああ~っ……」

ビクンッ!ビクッ!ビクンッ!……
突如として、高野の肩が引きつったように痙攣する。
全身に鳥肌を立たせ、泣きそうな顔で口元をわななかせ……そしてこの、すえた青臭い匂い。
「……」
高野はすずねの視線を感じながら、しかし耐え難いほど強い射精の快感に身もだえしていた。
出来ることと言えば、腰を情けなく後ろへ引き、射精がバレないようにすずねから距離をとろうと躍起になることだけであった。
「うっ、あ~……」
「……」
長い長い射精の波が早く過ぎることを願いつつ、高野はズボンが徐々に湿っていくのを感じていた。
すずねに精液が出たことがバレてしまっただろうか……いや、きっとバレてしまったに違いない。
高野は顔をふさぎこみながら、歯を食いしばって声を押し殺そうと努めた。
「……」
高野の挙動が納まったのを見はからって、すずねはその小さな男子の身体を開放した。
「……明日の試合……お互い頑張りましょうね♪」
俯いたまま、微動だに出来ない高野を置き去りにして、すずねは女子の部室へと戻っていく。
高野はその場にへたりこんでしまうと、未だ残る、柔らかなすずねの肉体の余韻に浸っていた。
===
試合当日、多くのギャラリーがコートの周りにあつまっていた。
「高野先輩、絶対勝ってくださいよ!!」
「大丈夫だって、さすがに女子に負けるわけないだろ」
「あのセンパイの必殺スピンサーブとか!女は反応できないだろうな~」
「まあ大体、女のプロが男の学生レベルっていうしね……」
和気藹々と軽口を叩く男子部員のなか、高野は昨日の情事を思い出していた。
憎むべき女子部員の肉体に包まれながら、無様に射精してしまった、あの出来事―――
あざ笑う女子部長の腕の中で、ビクンビクンと震えながら精液を漏らす、あの恥辱―――
高野は頭をブンブンと振り、大きく呼吸を繰り返した。
しばらくして、女子部員たちが姿を現した。
「……っ!」
テニスウェアを着込んで現れた女子たちは、同じ人種かと思えるほどに美しく、艶やかな髪をたなびかせ歩く姿からは威厳すら感じさせた。
身長や体躯も、すでに完成しているといっていいほど大きく……短いスコートからはスラリとした長い脚が伸び、巨大に発達した胸や太ももが露出して、淫らに男を誘っているかのようだ。
ゴクッ……
少年たちはみな、その一回りも大きな身体と色気に呑まれて口をつぐんでしまった。
「高野さ~ん、いらっしゃいますか~?」
女子部員たちの中でも特に背の高い女子―――三年生の鈴木すずね―――が顔をだした。
颯爽と歩いてくるすずねの身体は、やたらに短いワンピース型のテニスウェアを身に纏って、まばゆいばかりの色気をムンムンとあたりに放っていた。
ロケット型に突き出した巨大な胸が、シャツにピタリと張り付き、歩くたびにゆさゆさと物欲しげに揺れた。
「あ……」
男子部員たちはすずねの肉体に目を奪われ、石になったように固まってしまっていた。
すずねの大きな尻が、足を踏み出すたびにツン、と突き出されてみずみずしい太ももや白い脚が露わになる。
だがウエストはしっかりと引き締まっていて、よりいっそう男子部員の色情欲を煽り立てた。
少年たちは足をクロスさせ、腰を引かせたりして股間のふくらみを隠そうとモジモジし始め……気恥ずかしいような後ろめたいような雰囲気があたりを包んだ。
「……」
すずねが眼下の高野を見下ろすと、高野は戦意を喪失しそうになるほど萎縮した気持ちにさせられた。
「あ……の、」
昨日の出来事と、女のフェロモンを放ち立ちふさがるすずねの姿が、高野の脳内で交じり合い……かすれた声しか出てこない。
そんな小動物のように挙動不審になる高野に、ニッコリと微笑みかけるすずね。
「今日はよろしくお願いします~♪頑張って、いいところを見せてくださいね?高野さん」
「……」
天使のような微笑にあてられ、ぼんやりと呆けてしまう高野。
「部長さん……聞いてますか~?」
すずねは茫然自失となる高野の目線までしゃがみこむと、高野の眼前で、巨大な胸を服の隙間からチラつかせる。
「お、あっ……!」
「ん~?」
すずねの甘いミルクのような香り……透けるように白い肌……昨日の快楽がゾクリと高野の背筋を凍らせる。
この美少女に観察されているような視線を向けられると、高野はとっさに目を逸らした。
「……昨晩は、大変だったんじゃないですか?」
「……!」
すずねがこそりと耳元で囁く。
「どうせオナニー……家に帰っていっぱいしちゃったんでしょ?私のカラダのこと思い出して……」
ドクンッ……!
「……っ、そ、んな、」
「私の、このおっぱいとか~……太ももに、おちんちん擦り付けて気持ちよくなる妄想とか……しちゃったんですよね?」
「して、してないですよっ……!!」
「うそ。じゃあなんで私の目を見て話さないの?それに、ここ……こんなに膨らませてますよね」
「ひっ、ひゃっ……」
高野が咄嗟に股間を両手で隠すと、すずねはニンマリと目を細めた。

「私のカラダばっかり見てると、負けちゃいますよ~?……ちゃんと頑張りましょうね。ん?」
じゅるっ……!
「ひぃっ!!」
すずねが高野の耳を、唇で挟んで甘噛みし、わざと卑猥な水音を立てる。
じゅるっじゅるるるうっ……
「あ、あ、はぁうっ……!」
「負けたら、なんでも一つ……命令をきいてもらいますから。忘れないで下さいね~」
ちゅぱっ……
さっとすずねは身体を離すと、身を翻してコートへとむかう。
「それでは、男女混合シングルスの試合を始めますよ~!」
「……ぁ」
―――高野はハッと我に返った。
すずねの悠々とした後姿をにらみつけながら、頬をパンパンと叩く。
あんな乳牛に負けるわけにはいかない……!あっちのペースに呑まれてはだめだ!!
高野は不甲斐ない自分の股間を殴りつけながら、のろのろとコートへ入っていった。
1セットマッチで始まったゲームは、思わぬ展開をみせた。
「た、高野センパイ……」
「く、そっ……!」
すずねは決して強くはなかった。
ただ、続けざまのサーブミス、行き急いだスマッシュの失敗……
まるで普段はしないようなミスを犯し続け、高野ははや2ゲームを先取されていた。
すずねがラケットを振るたびに、ぶるんぶるんと揺れる胸、短いワンピースの裾からのぞく長い脚……
視界にすずねの悩ましい身体が映るたびに、ドギマギと動きが鈍り、思うように四肢が動かせない。
昨日の高野にかけられた呪縛は、解けてはいなかった。
「くそ、くっそ……!!」
悔し紛れにコートの上で地団駄を踏む高野。
俯いて歯ぎしりする彼の耳に、女子部員たちの無慈悲な声が聞こえてくる。
「あれで本当に二年生?一年の私より弱いかも~」
「……な~んか、鼻の下伸ばして情けないよねあの人。すずね先輩に見とれちゃってるんじゃない?」
「あははっ、腰がひょこひょこしててみっともないよね~!ムキになってスマッシュしようとしたりしてるし」
女子たちの笑い声が聞こえてくると、高野はもう口をついで出る言葉を抑え切れなかった。
「うるせえ……まだ始まったばっかだろ!外野は黙ってろよ!!」
顔を真っ赤にして、高野はキッと女子部員たちをにらみつけた。
「いや~~んっ怖~い♪」
「じゃあマジメにやりなさいよね~!試合中なのに、女の子の胸とか脚とかチラチラ見てるじゃない」
「プルプル震えちゃって、男子なのになんかかわいい~」
「~~~っ!!!」
昂ぶる怒りを忘れようと、女子に背を向けて歯を食いしばる高野。
こんなハズない……!
力も技でも、実力は男である俺のほうが遥かに上なハズなんだ……!!
「高野先輩、大丈夫っすよ!先輩スロースターターだし……俺、勝てるってわかってますから」
「田岡……」
高野に、後輩の田岡がタオルを差し出す。それを高野は受け取ると、スッと気分が落ち着いていく気がした。
「ああ……ああ、そうだな!」
「先輩強いんですから、あんな女共、蹴散らしてやってくださいよ!」
「……おうっ!」
タオルを青空に向かって放る、高野の目つきが明らかに変わった。
「……」
その一部始終を、すずねは冷ややかに見つめていた―――
「ふっ!!」
パコーンッ!!
力強いサーブが華麗に決まると、男子部員はざわめきだった。
「おしっ!」
人が変わったかのように高野は2ゲーム奪い返し、流れを完全に呼び込んでいた。
このまま、試合を持っていってやる……グリップを固く握り締め構える高野。
サーブをすずねが繰り出す―――
「うふふ……♪」
トスをしようとするすずねが、たしかに薄く笑ったように見えた。
スス……
すずねの左手が、ゆっくりと動き……自身のスカート部分を徐々にめくりあげていく。
「……?!」
顔を覗かせる、ほの白く肉付きのよい太もも……
「ほぉら……見てぇ……?」

ドクンッ……!
スカートがひらひらと誘うたびに見え隠れする、可愛らしいアンダースコート。
あまりに刺激の強い光景に、目が釘付けになる高野。
「はあ……はあ……」
「ふふ、いい子……っ!」
……パコーンッ!!
棒立ちになる高野の脇を通って、すずねの放った球が地面に突き刺さった。
キャア~~~♪
女子の色めき立つ声にハッとなる高野。
「あ~ん、だめですよ……よそ見しちゃ♪」
「く、このっ……」
「ほ~ら……いきますよぉ~♪」
ふいに、すずねが胸を突き出し……両腕を高く掲げた。
すると、巨大な胸がぷるりと突き出され、今にもこぼれ落ちんがばかりに揺れ乱れた。
艶かしい少女の脇が、白日のもとに投げ出され……並の男性であるならば、羞恥してうつむいてしまう―――それほどまでに、すずねの肉体は美しく、淫靡な雰囲気を纏っていた。
「……え~いっ!!」
パコーンッ!!
「あっ!」
あまりの色気に、反応が何秒も遅れてしまった高野は、再びポイントを許してしまった。
「キャー♪……『あっ!』だって~♪なっさけな~い」
「ちょっとスカートで誘っただけでもう釘付けじゃん♪男子ってちょろ~い」
「ほ~ら高野センパ~イ!私のパンツも見てみます~?きゃははっ♪」
「ちっ……!!」
理性では抑えきれないウブな男子としての反応と、それに対する怒りとが、高野の脳内をぐるぐるとかけ廻って平常心を削り取っていった。
たおやかでいて、ムチムチとした少女の甘美な肉……
「高野さん……いきますよぉ~?」
パコーンッ!!
風にたなびくワンピースが、まるで自分を操っているかのように、高野の思考を鈍くさせた。
「うう、このっ……!!」
パコーンッ!!
キャア~~~♪
「高野センパイ、頑張ってぇ~♪」
「あ~ん、取り乱しちゃって~かわいいっ♪」
パコーンッ……
「こ~ら、ちゃんとボールみないとダ・メだぞぅ♪」
「いや~ん♪」
「はぁっ……はっ……」
パコーンッ…………あははは…………
―――カランッ
顔を羞恥と屈辱に染め、もはや手の先に力が入りきらなくなった高野の腕から、ラケットがぽとりと落ちた。
「くっ……くううぅっ……!!」
田岡が泣いていた。
勝てるはずの相手、しかも可愛らしい少女に弄ばれ、無残にもさらに3ゲームを立て続けに奪われる屈辱。
膝小僧に顔をうずめ、田岡は肩をわななかせて震えた。
「……あ~見て、あのちっちゃい一年の子泣いちゃってる」
「やだ~♪ちょっとかわいそ~♪」
「自分の先輩がこ~んな風に、スポーツで女の子にコテンパンにされたらイヤだもんね~♪」
「ね~♪あはは、悔しそ~……男泣きってやつ?だっさ♪」
頬を上気させて立つ高野の内で、女子たちから受ける侮辱の言葉と挑発、そしてこの現状から……得体の知れない興奮が芽生えようとしていた。
「はあっ……はあぁっ……!」
前後不覚に陥った高野は、ズボンを両手で掴んでのばし、いきり立つ股間を隠そうとしていたが―――若い身体は言うことを聞かなかった。
「……あの高野って人……もしかして」
「うそ……勃起してない?!」
「うっわ、サイテー……まさか、あそこ勃たせながら試合してたの?」
「く……っ、ち、ちがうっ!!」
「必死に勃起ちんぽ隠そうとしてる~♪悔し紛れにボッキですか、センパ~イ?あはははっ」
「いや~ん♪弱小テニス男子に目で犯されちゃう~♪」
「……!!だまれっ!!」
不意に、キャ~~~♪と黄色い女子の声が沸き上がる。
「高野センパ~イ?私もぎゅう~って抱きしめてあげましょうかあ?」
「はっ……?」
ドクンッ……!
女子部員の一人が、こちらを抱きしめるような格好をして挑発し始めた。
「な、……えっ……?」
「やだ~♪今してあげたら、ほんとに射精しちゃうかもよあの人」
「ほ~ら高野く~ん♪お姉さんたちが、だっこしてあげるよ~♪」
キャハハハハ……
ドクンッ……ドクンッ……
ふいに、昨日の情景が目の前に浮かび上がる。
柔らかい鈴木すずねの肉に抱きしめられて、ドクドクと精を漏らす自分の姿……
まさか、すずね先輩が……女子のみんなに昨日の自分の痴態を言いふらしたのか……?!
「な、んで……っ」
高野は顔をあげると、いつの間にかすずねが腕を組んで、目の前に立っていた。
「高野さん、もうわかったでしょう……?男子は女子よりも弱いんです。ゼッタイに、私たちには勝てない……ふふっ♪あそこの子なんて泣いちゃって、かわいいですね~♪」
「このぉ……て、めえ……!!」
目を血走らせ睨む高野を、涼しい顔で見下ろしすずねは笑う。
「てめえ?弱っち~い男子のキャプテンのクセに、そんな口利いていいのかしら~?……まわりを見てみなさい。男子部員さんたちみんな、運動で劣るわけないと思ってた女子にデレデレ鼻の下伸ばして、結果ボコボコにされた挙句……泣きながらちんぽ、大きくしちゃってるんですよ?」
「な……っ」
「男の子って、そういうもの……なんですよ。はじめから決まってたんです。短いスカート履いて、ちょっと脚でも見せてあげれば……男の子は女の子に軽~くひねりあげられちゃうって」
「……!!」
ズイ、とすずねが高野に言い詰める。
「私の手にかかれば、男なんてみ~んなマゾ男子になっちゃうんですから。ちんぽ擦ってもらいたくて、泣いて足元で土下座するんですよ……ほら、あなたも」

ガシッ!!
「あっ、ちょっ……!」
「ここ、また私に気持ちよくしてもらいたいって気持ちが抑え切れなくて……試合で実力出せなかったんですよね?ほら、こ~んな風にコスってもらいたいよぉ~って♪」
ゆさゆさゆさ……
壁際に追い詰められた高野のペニスを、すずねが片手でズボン越しに揺すりあげる。
「あっ、あっ、あっあっ……」
「あら、自分で腰動かして擦りつけちゃってるじゃない……みんなの見てる前で、恥ずかしい子ですねぇ?うふふ……」
ゆさゆさゆさゆさ……
「あっ、あ~っ、うあああっ……!」
「ん~~?もうイっちゃう?もう漏れちゃいます?パンツびちょびちょにしちゃいますか~♪」
パッ……
もう少しで限界を迎える絶妙なタイミングで、高野の股間からすずねの手が離れてしまう。
「あ~~っ……?」
「……ふふっ♪試合はまだ終わってないでしょ……?ほ~ら、ラケット持ちましょうね……」
すずねは身を起こすと、落ちていたラケットを赤ん坊にスプーンをもたせるように、高野の手に無理やり握らせた。
「あっ、あ……うぅ、そんなぁ~……」
そのまま、内股でびくびく身体をひくつかせた状態の高野を、ズルズルとコートに引っ張っていく。
「いいですか~♪部長さん、始めますよぉ~?」
パーンッ!!
チラリとスカートの下のアンダースコートを覗かせながら、すずねの女性の肉体が、弓なりにしなる。
すずねから放たれたサーブは、綺麗な線を描いて、一直線に高野の顔面へ向かった。
「う……あっ、あ、あっ……」
にも関わらず、すずねの手のひらの感触が股間から離れずに、膝をガクガクとさせている高野。
ボゴッ!!
「っ、ぐうぅっ……!」
高野の顔面に、テニスボールがめり込む……が、それでもなお高野はただ、ラケットを持つ手を痙攣させながら、すずねに与えられた快楽に身もだえしていた―――
「ちょっと、部長さん?マジメにやってくださいね?」
すずねが頬を膨らませて高野を諫めるが、高野の耳には届かない。
「う……あぁ……」
「もう……負けてもいいんですか~♪そちらが負けたら、なんでも好きな命令を一つきくんですよ?ほらっ!」
スパーンッ!!
同様に高野目掛けてサーブが放たれる。
バゴッ……!
「い、だあっ……あっ、あぁ~」
「ふふっ身体にボールぶつけられて、興奮でもしてるんですか~、高野さん?」
クスクスクス……
女子部員たちの笑い声や冷やかし、男子部員たちからの失望のまなざし……
もはや女子部員たちの玩具と化してしまった高野は、見世物としての処遇を甘んじて受け入れてしまっていた。
「あ、はあっ、はあぅっ……!」
「ほ~ら、次、いきますよぉ~?」
「あ、ううぅぅぅ~っ……」
パコーンッ……ドゴッ!!
「いっ!!やっ、あっ、んあ……ああぁぁ~……!」
ゾクゾクゾク……ッ!!
球がぶつかった痛みの後から、高野の全身をなんともいえないような切ない感覚が襲う。
「ふふ……♪は~い、これで終わりですわ♪」
スパァーンッ!
すずねが放った球が、高野のコートに突き刺さる……高野は反応すらせず、ただ呆けたままである。
ボスッ……
「あ、あがあぁあぁ~~~っ……!」
テニスボールは、地面で一回強烈にバウンドすると、高野の股間にもろに衝突してしまった。
キャア~~~~♪
女子部員たちの黄色い声がこだまする。
高野は奇妙なダンスを踊っているかのように、前のめりに四肢をばたつかせた。
「あっ……」
ドサァッ!!
高野は股間を抱え込むようにして、そのままうつ伏せに倒れこんでしまった。
―――唐突に、その全身が芋虫のように前後にびくつく。
「うっ、うっ、ううう~~~っ!!」
ドクッ、ドクッ、ドクッ…………!!
高野の顔が愉悦にゆがみ、ペニスから勢いよく精液をぶちまけた。
「あ、へ、ぇええぇ~~っ……」
口からわずかに漏れる喘ぎをとめることも出来ず、高野は全身を襲う射精の快感に身もだえする。
「うわ~♪見てアレ、超ミジメ……股間にボールが当たって倒れちゃった♪」
「なんかビクンビクンしててキモ~……」
「男子って実は運動音痴なのかなぁ?あれなら私でも余裕で勝てたよ~」
試合の勝利と、男子部員や高野の痴態とにはしゃぐ女子部員たち。
「うふふ、本当にみじめ……」
すずねがツカツカと、なお臥せたまま起き上がってこない高野に近寄っていく。
虫けらを見下ろすような、冷徹な視線を高野に向けた。
「ほら。起きてくださいよ、部長さん」
すずねは高野の痙攣する身体を、つま先でつい、と小突き起こした。
「あらあら、こんなにお漏らしして……♪かっこわるい部長さんですわぁ」
クスクスとあざ笑うと、すずねは高野の身体を仰向けにさせた。
「ふっ……漏らした雄汁が、じっとりズボンに染みてますわよぉ?まるで赤ん坊みたいですねぇ……♪」
足元に転がる男子部員たちの代表だったものと、隅で口を閉ざし諦念と絶望に包まれた男子部員たちを横目で満足げにみながら、すずねは目を細めた。
「では、約束は守ってもらいますよ……?男子部員のみなさん♪」
すずねはそう言って、スラリと伸びた美脚を見せつけるかのように、ワンピースの裾を持ち上げ脚を高く掲げると……
靴の汚れをぬぐうように、ギャラリーに誇示するかのように、足元に横たわる高野の股間を踏み潰した―――
=====
放課後の女子テニス部の部室にて。
裸のテニス部の男子部員たちが、きょうつけの姿勢で床にズラリと仰向けにされていた。
10人近い人数の男子が、死体のように裸で鎮座するその姿は、まさに異様な光景だった。
クスクスクス……
その男子部員たちを覆い囲むようにして、テニスウェア姿の女子部員たちが腕を組んで男子を見下ろす。
「じゃあ、コレで靴でもきれいにしよ~っと♪」
女子部員がいっせいに、テニスシューズを履いたままの脚で、男子部員たちの身体を踏みつける。
「いだぁああっ……!!」
「んっ……っおげえぇ~~!!!」
腹部や顔面を、土足で踏まれた男子たちはその靴裏の擦り切れる痛みでうめいてしまう。
「あっれ~?なんか足拭きマットのくせに声が出てるぅ~?」
「あはっ♪気のせいですよ♪」
黒髪ショートの女子部員の一人が、わざと首をかしげながら、男子部員のみぞおちをグッグッと踏みしめた。
「おっ、お”お”えっ……!」
「ちょっと、なに口利いてんの~?さっさと綺麗になさいよ、ほぉら……」
「このっ……ん”ぶえぇ~~っ!!!」
女子部員が男子の口に、思い切り靴を履いた足をねじ込む。
「ほ~らほ~ら……ちゃんと舐・め・て、綺麗にしなさい?」
「舌でぺろぺろ~って、してくださいね……」
「つま先もマットで綺麗にしよ~っと♪ぐりぐりぐりぃ~っ」
「やめ……いぎぃっ……!!」
「ん”っんんんんんん~~っ……!!」
長い女子部員の華奢な脚に囲まれて、男子部員たちは身を捩じらせて女子部員の要求に耐えなければならなかった。
「先輩、帰りにお店寄っていきませんか?ほら、駅前の……」
「あぁ~!新しい雑貨屋が出来たって言ってたわね、そういえば―――」
キャッキャと雑談をしながら服を着替える女子部員たち。
「うぅ”、お”っ……」
地べたから見上げる男子部員たちの目に、美脚の隙間から見える女子の色とりどりの下着がチラチラと見え隠れする。
「発表課題の題材、もう何にするか決めましたか?」
「う~、私まだ決まらなくて……」
「あっ私も!次の休みに家で一緒にやりません?」
「……」
ムクムク……
悲しいかな、体中を靴裏で踏まれ、痛めつけられながらも……男の本能がムラムラと主張してくる。
「……クスッ」
モジモジと男子部員たちがいっせいに、天に向かってペニスをそそり立たせてしまった。
すると、赤くなった男子たちの手足を女子部員たちが脚で捕まえ、動けないようにしてしまう―――
「あっ……!!」
「はぁ~……なに一丁前に勃起してるの?ほら、しつけしてあげる。」
「こら、いちいち動かない。面倒をかけさせないでくださいね」
一年の男子部員たちは、しばらくバタバタともがいていたが……
モワッ……と熱気のこもった靴下が、自分たちの顔の上に張り付くように乗せられ、一瞬動きが止まってしまう。
「ん”っ……!?」
美少女たちの汗と湿気を含んだ、甘い臭気が鼻腔から侵入し、思春期真っ只中の少年たちの脳を犯す。

「クスッ……おとなしくなっちゃったね♪」
「よいしょ……足、つかま~えたっ」
「ん、んむ~~~っ……!!!」
一瞬の隙をついて、少女たちに両足を持ち上げられ、情けない姿を晒してしまう男子部員たち。
「ほら、キミ……ちんぽ勃たせちゃったんだから、罰だよ?」
「もっと足開きなさい……顔、もっと強く踏んで欲しいのかしら」
「んむううぅう~~っ!!」
男子一人につき二人の女子部員が、股間の上にそれぞれ片足を乗せて、ぎゅむっと踏みつけにした。
「んっん~~……!」
靴裏が、直に男子のペニスの上に添えられると、男子の口々から懇願に似た喘ぎが漏れた。
「うわ、やっぱり男子って気持ち悪い……大切な場所を足蹴にされて、こんなに喜んじゃってる……」
「ほぉら……部室のマットの分際で、一丁前に興奮しないのっ……」
少女がペッ、と唾をペニスに向かって吐くと、そのたびに憐れな男子部員はビクリと肩を震わせた。
「ふふ……今日は男という生き物が、どれほど私たち女子より劣っていてミジメな存在か……身体で覚えていってもらいますよ」
「ふ、ぐうううぅうぅ~~~……」
唾を吐きかけられ、性器を足蹴にされ嬲り者にされるがままの男子部員。
女子たちの白い脚が、交互に男子のペニスを擦り潰すと、とたんに男子部員たちは腰を浮かせ快楽に浸ってしまう。
「ほらほらっ、さっさとちんぽからア・レ、出しなさ~い?」
男子の顔面を覆う脚が動くだび、男子部員の呼吸を乱れさせ、いいように首を左右に振らせていた。
「ん、んぐうううぅう~~っ……!!」
ぐちゅぐちゅと音を立てて、汁まみれになったペニスを激しく擦りあげられていた男子のひとりが、急に足腰をピンと張らせて呻く。
「あ~ら、キミ……もうお漏らししちゃうの?」
「あはっ♪ちんぽぴゅっぴゅ早~いっ!いやん、まだ一分も立ってないよぉ?」
「じゃ、は~い……ちょっと休憩しましょうね~」
パッ、と女子二人の脚が男子の股間から離れると、安堵と哀惜の混じった吐息が漏れた。
「クスクス……♪」
「「な~んちゃって♪」」
ドゴオォッ!!!
いったんペニスから離れた脚が、高く振り上げられ……ハンマーのようにペニスへ振り下ろされた。
「~~~~~~っ!!!!???」
ドピュッ、ドピュウウゥッ~~……

テニスシューズの下で勢いよく噴き出された精液が、敗北を証明するかのように弧を描いて、少年の全身を汚していく。
「やった~~♪出た出たっ♪」
「あははっ♪今日は私たちがいっちば~ん♪」
歯磨き粉のチューブをひねるように、足先で射精を続ける男子のペニスをシゴき出しながら、女子部員たちは少年の両足を掲げ、逆さに吊り上げてしまう。
地べたで肩を震わせビクつく、男子部員のペニスが、釣れた魚のように見せびらかされてしまった。
「あ~あ、負けちゃったぁ……もぉ~アンタもさっさと射精しなさいよ!」
「ほ~ら、出していいですわ♪強めにおちんぽ踏まれたら、マゾペットの男の子たちはお漏らしするんですよ?」
「ぐっぅうぅううぅぅっ~~……!」
「あらあら……こんどはキミがお漏らししそうなのかな?」
「あっ、あ、うぅぅぅ~~……っ!!」
「さぁ、はやく出してくださいね?……一番射精が遅かったら……後で承知しませんよ?」
顔を踏みつける女子部員たちが、目を細めてほくそ笑む。
あちこちで男子の呻き声と、ペニスが女子部員の靴裏で踏みにじられる、ぐちゅぐちゅという水音が部室に響き渡った。
完全に狂乱の屋敷と化したテニス部の部室。
そこには男という本能の弱点を弄ぶ、女子部員たちによる男子部員の性奴隷化が行われていた―――
最後まで女子に抵抗し、意地をみせた一年の男子部員、田岡。
彼の身体には女子部員が六人がかりで調教が行われていた。
何度も何度も射精を強要された田岡の周りは、すでに精液でドロドロ。
発展途上な田岡の裸体を、あらゆる方向から女子部員たちの脚が伸び、包み、擦りあげ……彼を足奴隷へ堕とさんとしていた。

「ふぐっ、んぐううぅぅぅ……!!」
「ほぉら……大好きな足ですよぉ♪」
「田岡くん、女の子の脚だぁい好きだもんね~?ふふっ……」
違う、違うと田岡は首を振ろうとするが、左右から少女たちの足裏で踏み挟まれて動けない。
「乳首びんびんにして……つま先でつまんであげましょうね。」
「あは、ちんぽビクッてしたねぇ?皮かむりちんぽの中身もほじってあげる~♪」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……
ほかほかと湿って温かい靴下を履いた脚、ニーソックスに包まれた脚が、田岡の全身を隈なく這いずり回った。
「あ、あぐうぅうぅ……!!」
「はいはい、脚でもみくちゃにされて嬉しいんだね。かっわいい~」
「ち、がぅっ……ぐぇっ!!?」
「は~い、靴下食べて大人しくしときまちょうね♪ちんぽビクンビクンさせてるくせに、説得力ないでちゅよ~?」
クスクスクス……
口の中に紺色の靴下を詰められたまま、まんまとつま先で口を封じられてしまう田岡。
女子部員の侮辱と、全身を包む湿った足裏のぬくもり、匂い……
「ん、ぐふぅうっ……ふうぅぅぅっ……!」
いい様に今まで見下していた女子に弄ばれ、射精へと強制的に駆り立てられる屈辱……
「ぐふううぅぅぅ~~~……っ!!!」
もはや勃起が苦痛なほどに射精させられたにも関わらず、田岡は女子部員たちの脚の監獄に閉じ込められ、逃げることを許されないでいた。
そしていつの間にか、彼の肉体は……再び快楽の海に溺れ、激しく上気しはじめていた。
「あ、また腰が浮いてきたぁ♪」
「うふふ……私の足裏に、ちんぽが自分からえっちな音立てて擦り付けにきてるわよ?」
「あ~んなに抵抗してたのにねぇ?やっぱり男子ってみんなマゾなわけ?」
「クスクス……そうですよね。女の子の前では、男の子はみ~んな虐められたいドMになって降参しちゃうんですよね~?」
「ん、ぐううっ……う、うぅぅっ~……」
「はじめは強がって、嫌がってても……結局男子って、女の子におちんぽ踏み潰されたいだけなんだね。」
「……っ」
「いや~ん、泣いちゃったぁ?いけまちぇんよ、お姉ちゃんたちは許しませ~ん♪」
「ふふふ……泣いてもダ~メ。ほら、また私たちの脚に白いおしっこマーキングして?女の子の脚に負けました~って♪」
ぶるぶると田岡の背筋が限界まで反り返る。
「んぐっ、んっ……ふうぅぅぅっ……!!」
腰を猿のように突き出し、ペニスを脚裏にこすり付け―――田岡は確実に、少女たちの脚奴隷への道を歩んでいた。
ぐちゅぐちゅっ……ぎゅちゅぐちぃ……っ
田岡の汁まみれになったペニスを、メレンゲのようにカウパーや精液があわ立つほど激しく、たくさんの脚が包んでもみつぶしていく。
「あらあら、もう降参のポーズですか……ブザマですね。」
「よしよ~し……じゃあキミの恥ずかしい射精、他のみんなにも見せ付けてあげようね?キンタマぎゅうっ~~ってつま先で押し上げて……」
「真っ赤な亀頭さんは、両足でプレスしてあげますわ♪いい?イク時はちゃんと、女の子に逆らってごめんなさ~いって反省しながら漏らすことね」
「ほら、脚の匂いしっかり嗅いで……普段授業受けてるときも、家に帰っても……いつもこの匂いと感触を思い出して、可愛いちんぽ大きくさせるのよぉ?」
「んっ……ぐっ、あああぅぅ~~~!!!」
田岡の頭がガクガクと上下に揺れる。
「ほ~ら、ほ~ら……さっさと漏らせっ♪」
熱気のこもった少女たちの足が、肉食動物のようにペニスに群がり、少年のペニスを射精へと駆り立てる。
まるでロボットのようにガクンガクンと腰が大きく波打つと、弓なりに田岡の身体が硬直した。
「ん”ん”ん”ん”ん”~~~~……っ!!!!」
「「「はい、どっぴゅう~~~♪」」」
ぎゅううううう~~~っ

田岡の限界を察知した女子部員たちが、一斉にペニスと睾丸を思い切り踏み潰す。
びゅくっ、びゅくっ、びゅるるっ……
水鉄砲のように、汁気の多い精液が田岡のペニスから勢いよく飛び出した。
「んふぅ……あぁぁぁ~~……」
つま先の足指に亀頭や睾丸を挟まれたまま、射精の鼓動を抑えきれず、あれもなくヨガる田岡。
「これはまた、大量に吐き出したわねぇ……」
ねっとりと大量の白濁に汚れた脚を、これ見よがしに田岡の眼前に突き出しながら、少女たちがクスクスと笑う。
「私たちの脚にメロメロになっちゃったね♪何度も精液ぴゅっぴゅして、快楽漬けにしてあげたんだから……」
「お”っ……おぉお”おんっ……」
びゅるびゅると精子を撒き散らしながら、アヘアヘと白目を剥く田岡の耳元で、女子部員たちが囁く。
「キミ、恥ずかし~い女子部専用の脚奴隷になっちゃったんだよ……ほら、もう二度と女の子様には逆らいませんって誓いなさい?」
「私たち女子部に一生仕えることを……脚に忠誠のキスをしてもらおうかしら。」
クス……
さんざん射精の快楽を与えられた田岡の目には、彼女たちが差し出すつま先が、すでに性的な意味合いをもつ性具や性器のようにしか映らなかったのだろう。
掠れた声で、無意識に少女の足元へ顔を近づけていく。
「……は、い……んっ」
田岡は震える唇を突き出し……丁寧に、女子部員たちの脚に接吻を繰り返した―――
クスクスクス……
無様に床に這いつくばり、足裏にまで口付けをしながら、股間を再び膨らませてしまう田岡を見下しながら……少女たちは満足げに微笑んだ。
「うふふ……見て下さい、部長さん?あなたが負けちゃったせいで、部員さんたちが酷い目にあってるんですよ~?」
「ふ、ふぐうぅ~~……」
「あら、この状態だとあなたからは見えませんでしたね……クスッ、ごめんなさ~い♪」
「ふがぁっ……」
男子部部長の高野が、全裸に正座という状態で自らのペニスを一心不乱にシゴいていた。
その顔面に、女子部部長―――鈴木すずねが、どっしりと脚を組んで座っている。
ミニスカートの制服を身に纏ったすずねは、口元をゆがめて冷酷な笑みを湛えていた。
「ふごぉぉぉっ~……!」
すずねのムッチリとした巨大な太ももと尻が、高野の顔面がすっぽりと包んで覆ってしまっており、高野は顔が見えないような状態。
高野はわずかに呼吸ができるかできないかのまま、すずねの濃密な女の匂いを強制的に嗅がされていた。
「少しは良心の呵責というものを感じないのですか、高野さん?まったく、酷い部長さんですねぇ~」
すずねが腰を軽く突き出す。
すると高野の顔面が、壁とすずねの尻にズブズブと挟み込まれてしまい、まともに身動きがとれなくなってしまった。
「ふ、ふっぐううっぅう~~!!」
「あらあら、手の動きが早くなってしまいましたね……息苦しくされて、余計に興奮してしまいましたの?なんて浅ましい……」
すずねのつま先をたてた脚が、高野の股間へと向かう。
「ほら……オナニーをやめなさい?お猿さん」
ぎゅりぃぃぃいぃっ……!
「っがぁぁぁぁああぁぁ~~!!」
のこぎり状の滑り止めが付いた靴裏が、ズル向けになった高野の亀頭を容赦なく踏み抜いた。
高野は悶絶してのたうちまわろうとする……しかし、すずねの尻に頭を固定されており、陸に揚がった魚のように手足をバタつかせるしかなかった。
「ふふ、行儀の悪いおさるさんですわ……♪」
すずねは足をペニスの上にぎゅっと乗せたまま降ろそうとしない。
「ひいっ……!ぐふうううぅぅっ」
「ほら、私が命令しているのですよ?なぜ勃起させているのかしら…… さっさとこのチンポ、小さくしなさいな」
ぎゅりいいぃぃっ!
つま先で、踏みちぎれんばかりにペニスの先を潰すすずね。
「あっ、が……っ!あううううぅううっぅぅ!!!!」
「……はやくチンポ小さくなさい。まさか、女の子の命令が聞けないのかしら?マゾの変態男のくせに……」
すずねは愛想をつかしたようにため息をつくと、思い切り高野の髪をひっつかんだ。
「ひぃいっ……、いだああああ~っ!!!」
高野は苦痛に顔をゆがめるが、それでもなおいきり立ったペニスは鎮まろうとしない。
むぎゅう……
すずねの桃尻の温もりと柔らかい感覚に、どうしようもなく反応してしまうのだった。
「ぬ……ぐ、……」
高野は、ペニスを襲うすずねの靴先のあまりの痛みから逃げ出そうと、腰をモゾモゾと動かしてしまった。
その僅かな抵抗が、すずねの怒りの琴線に触れてしまったのだろうか、すずねの目の色が変わる。
「……こっちに来なさい」
唐突に、すずねが冷たい言い放った。
「あ”ぁっ……!」
すずねは高野の髪を引っ張ると、無理やり”椅子”のほうへとひきずっていく―――
「ふふ……椅子の格好も、ずいぶんと板についてきましたね?児玉先生」
「ふっ……ふぶっ……」
男子テニス部の顧問である教師―――彼もまた、女子部の生徒たちに調教された憐れな奴隷の一人であった。
口にはニーソックスの猿ぐつわをされ、頭は目隠しとして”ご主人様”たちの可愛らしいパンティーがかぶされている。
「はしたない……みっともない姿ですわね……」
四つんばいで固定された児玉は、すずねに軽くなじられただけで肩をビクッを震わせた。
彼の身体中には、ご主人様たちのプレゼントであるブラやパンティー、ショーツやキャミソールが生き物のごとくまとわり、甘く締め付け……常に彼の肉体に耐え難い快楽を与え続けていた。
「う”ぅっ……う”っ……!」
どぴゅぅっ……
すずねが軽く児玉教諭の背に腰掛けただけで、児玉は絶頂へと達してしまう。
牛乳タンクのようにペニスの先に備え付けられた小さなビンの中へ、彼の濁りきった精液が放たれていった。
「あら、またイってしまわれたんですの……?生徒のお尻の感触だけで漏らしちゃうなんて、本当にどうしようもない変態教師ですねぇ」
「ふぐぅぅっ!!」
すずねにパンッ、と尻を平手打ちされると、椅子である児玉教諭は涎を撒き散らしながら甘い声を漏らした。
「汚いオスミルク、またこんなに溜め込んで……種汁をムダ打ちするところ、私に見てもらってよかったですね♪」
そう言うとすずねは高野の髪を引っ張り、自分の足元へとひきずる。
「い、いだあ……いいいっ……!」
高野を”椅子”の足下に向こう向きに座らせると、そのムチムチとした太ももを高野の顔面へと運んでいく。
「さっき、勝手に逃げ出そうとしましたよね?何を考えているのかしら―――」
すずねの肌触りのよい、真っ白な太もも。
うら若き少女特有の、キメが細かく、モッチリとして程よく筋肉のついた、淫靡で巨大な太もも……
それが、高野の首と顔面を、むにむにと余すところなく覆っていく。
「……っ!?」
高野が気づいたときにはもう遅かった。
「高野さんには、一回気絶してもらいましょうね……♪」

ぐぐぐっ……
「い、おげぇえぇえ……!?」
すずねの残酷な宣言。
肉付きのよい美少女の太もも、学校の男子生徒ならば誰しもが羨み、頬ずりをしたくなるようなすずねの魅力的な脚……
それがいま、自分の顔を埋め、息の根さえ奪わんとしている……
「あ、ぐっ、ふぅうぅぅ~~~……!!」
高野の口から、哀愁を帯びた叫びが漏れた。
どくっ……とろ~っ……
不意に高野のペニスがビクビクと震えだすと、まさに溢れ出るかのように、精液がとろりと糸を引いて漏れ出した。
「……クスッ」
すずねはそれがさも当然であるといわんばかりに微笑むと、さらに内股に力を込める。
ぐぐっ……
「が……あっ、ああぁー……」
「ふふっ……♪意識が飛ぶまでに、何回お漏らししちゃうんでしょうね~?」
「があぁっ……あおおぁおっ……」
コヒュー、コヒューと高野の苦しそうな呼吸音が聞こえてくる。
がくがくと顔を真っ赤にして仰け反らせ、救いを求めんと目を彷徨わせる高野。
「ん?苦しいの?しょうがないですね、ほぉら……おっぱいですよぉ~♪」
すずねが前に身体を倒すと、巨大な胸がカタチを変えて高野の顔をふさいでしまった。
「……っ!?!?んんん~~っ!!!」
目の前が暗くなると、大きな谷間が視界と酸素の通り道をふさいでしまう。
代わりに気管から侵入する、少女の甘くていい香り……
「ほらほら、柔らかいでしょう?」
「んっ……んんっ~……」
どぷっ……どろぉ~~……
「……あら、また漏れちゃったのかしら♪仕方の無い子ですねぇ」
ぐぐぐっ……!!
「んごお”ぉぉぉっ……!」
少女の残酷な肉の首輪が、さらに少年の血路を奪う。
「うふっ、苦しそう♪でもおっぱいにお顔包まれて、幸せですよね~?」
全身の力が徐々に弱まってくる高野を見て、冷笑するすずね。
それはまるで、蜘蛛が毒で弱らせた獲物を前に、舌なめずりしているかのようであった。
「んぅんん、ぐくぅっ……!!」
内股に力をいれたり抜いたりを繰り返し、すずねは罠にかかった獲物をいたぶり続ける。
「ぎぃっ……ぐっ、がはぁっ……」
もはや高野の意識は限界に近づいていた。
高野の喉奥から絞り出されたような断末魔が聞こえてくると、すずねは胸をチラリとどかし、高野の顔をじっと見つめてやる。
「……」
ぐぐぐっ……
白目を剥いて、涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔を、敵であった女子部の部長に惜しげもなく晒す男子部のリーダー……
「ぐぎいいぃっ……んごおおおお~~!!」
か弱いはずの少女に首を締め上げられ、意識も掻き消えてしまいそうな窮地にも関わらず……彼の腰は快感を求めて無意識にカクカクと動いていた。
「クス……ほら高野さん、イく時はちゃ~んとご主人様の目を見てイきなさい。私に堕とされたという記憶を、しっかりとその小さな脳に焼き付けるんですよ」
目の前の美しく可憐な少女が、にこやかに微笑んだ。
自らのイキ顔を、上からじっくりとすずねに覗き込まれながら……そして高野は悟った。
「―――それでは、おイきなさい」
ぎゅうううぅうぅぅううぅぅぅっ!!!!
すずねの内ももに力が入り、筋肉がぼこっと浮かび上がる。
「……っか」
首を絞められたニワトリのような声を出して、泡を吹きながら高野の意識が消える。
ブルブルと痙攣していた頭からは、段々と力がぬけ……両腕がダラリと垂れ下がった。

どぴゅぅっ~~~!!どぷっ、どぷうぅうっ~~~~……
腰が反射的に跳ね上がると、睾丸に詰まった精液が部屋中にびゅくびゅく飛び散る。
まるで自らのすべてを晒しだすかのように、大量の白濁液が次から次へと放たれていく……
男は、いつでも女子のためにペニスを差し出す―――
女性につま先でペニスを支配され、射精をコントロールしてもらうために媚を売るだけの、家畜として生まれてきた存在なのだ―――
「うふっ♪よくできました……元・男子部のぶちょうさん♪」
後輩男子の吐き出した敗北の白い花火を、ほくそ笑みながら眺めるすずね。
太ももを高野の身体から離してやると、精液を垂れ流しながら、彼の身体は女子部室の床マットの一部と化した。
「悪いけど、テニス部は女子のものだけで十分―――あなたがた男子には、文字通り……ずっと私たちの足元で働いてもらいますね♪」
人差し指をたてて、愛らしくウインクする一人の少女。
血気盛んな男子ならいざ知らず、世をあまねく男性ならば誰しもが逆らえず、かしずくであろうその美貌。
すずねは自らのもつ、男を魅了し弄び、いい様に操る力を確信していた。
「ふふ……うふふふ……」
夜の訪れを告げる夕日が、部活棟を赤く染め上げていく。
彼女たち女子テニス部の学園支配は、まだ始まってすらいなかった。
男子テニス部部長、二年生の高野が、女子テニス部の扉をせっぱつまりながら激しく叩いていた。
「ちょっと!女子部の部長いますか!!」
しばらくして、ギイと部室の扉がひらくと、女子部員のひとりが顔を覗かせる。
さらりと髪を払う仕草や、華奢な身体つき―――一見してお嬢様のような風貌の少女が、ぴっちりとした体操着を身にまとって現れた。

「は~い、なんでしょうか……?」
おっとりとした女子の口調に、多少調子を狂わされそうになりながらも高野は続ける。
「えーっと、女子部の部長さんですか?」
「ええ、そうですけれど……あなたは?」
「あ、俺は今年から男子テニス部の部長になった、高野ですが……」
「あら~♪よろしくお願いします~。私は、今年女子テニス部の部長になりました、三年の鈴木すずねと申します~」
部室から出てきた新しい女子部の部長―――鈴木すずね。
改めてみると、その姿に高野はたじろがずにはいられなかった。
高野自身、中学男子の平均よりも身長は若干高めだったが、それを圧倒してすずねは背が高く、胸元の高野を完全に見下ろす格好になっていた。
特筆すべきはそのプロポーション……モデルといわれてもおかしくないような長い手脚に細い腰、そしてあふれんばかりの巨大な胸―――
端から見れば、モデルである成人女性に向かって、年端の行かない少年がつっかかっているかのようだった。
「いや、あの……どういうことですか?これ」
そのプレッシャーに負けまいと、高野がズイと眼前へプリントを突き出す。
「男子の練習日が今年から週1に変更って……ほとんど練習できないじゃないですか!」
「ええ……ですけど、もう決まっちゃったことだものね~……」
「今年は男子テニス部にも、新入部員が5人も入ってきたんですよ!?それなのにこれは―――」
「う~ん、そうはいっても……やっぱり結果が伴っていないと、まわりも評価してくれないでしょうし……」
「……ッ!」
高野は唇をキッと強く噛んだ。
事実、男子テニス部は弱小の部―――毎年新入生を取り入れ、部を維持することすら危ういような現状だった。
一方で、女子テニス部は毎年全国大会に出場するような強豪であり、旧校舎の建設当時から継がれる伝統と誇りに裏打ちされた実力を兼ね備えていた。
そのため女子テニス部は盛んに活動を行うことが認められており、限りあるテニスコートを巡り、男子の部は年々肩身の狭い立場へと押しやられていたのだった。
「あら……ごめんなさい、口が過ぎましたね」
「……や、いいんです。先輩にあたっても仕方ないですよね……ちょっと俺、そちらの顧問に直接文句言ってきます」
「!……あっ、ちょっと待って」
力なく身を翻す高野を、すずねが引き止めた。
「あのね~、男子が活躍しているところをまわりの人に見てもらって、評価してもらう……って言うのはどうでしょう?」
「え……っというと?」
「つまりですね~、私たちと試合をして、あんな実力のある女子部に勝てちゃうぞっていうところを、ほかの部員たちに見てもらうんです。もちろん男子と女子とでは、力や運動能力の差が歴然ですから……簡単にそちらが勝ってしまうとは思うんですけれど」
「は、はあ……?」
「こんなこと言うといけないんですが……女子部員の多くは、男子部員さんを下に見てるところがありますから……男子部員さんがちゃんと頑張ってるってところを見せてあげれば、コートの使用期間についても納得するんじゃないかしら~」
「……」
「あ、別に無理にとは言いません……もしかして、本当に女子に勝つ自信が無い、とか―――」
「っ!!そんなことない!スポーツで男が女に負けるわけないじゃないですか!!……いいですよ、じゃあ」
高野が半ばムキになって答えると、パアッとすずねが笑顔を浮かべた。
「はい♪では明日の放課後、各代表同士のシングルスでどうでしょう?女子部は私が代表になりますが……」
「わかりました、俺が相手になります!明日はよろしくお願いします!」
「うふ♪は~い、お手柔らかにおねがいします~」
すずねが手を差し伸べ、高野がそれに応じる。
白くてスベスベとした柔らかな女の手の感触が、高野の小さな手のひらをぎゅっと包む。
それだけで、思春期に突入したばかりの高野は、良からぬ興奮で鼻息を荒げてしまっていた。
「あ、そうですわ……無いとは思いますが、逆に私があなたに勝った場合……男子部は女子部の願いをなんでも一つ聞いてもらう、というのはどうでしょう?」
「え、ええ~……」
手を握られたまま躊躇う高野。すずねはその様子をじっと観察していた。
すずねはその豊満な身体を、ぐぐっと背の低い高野の方へ寄せると、顔を耳元へ近づけた。
「ダイジョウブですよ……♪だって部長さん、こ~んなに強そうですもの……」
吐息がかかるほど近くで高野にそう囁くと、すずねは高野の手をとって、感触を確かめるように指先で腕や二の腕をニギニギと揉んだ。
「あっ……」
異性経験の無い少年が、モデルのようなスタイルの女子に身体を触れられ……否応なしに性欲を駆り立てられていく。
高野は動悸が激しくなるとともに、股間へ血液が集中していくのがわかった。
「……」
すずねは自分が思ったとおりの反応を相手に与えられたことがわかると、力の抜けた高野の両手をとって、自分の巨大な胸に押し付けた。
「~~~っ!!」
ビクッと目を白黒させながら反応する高野。
「……」
すずねは口元に微笑を浮かべたまま、柔らかな双丘へ高野の両指をズブリズブリと沈めさせると、弧を描くようにこねまわさせた。
「あ、ああっ……」
高野はなにが起こっているのかすらわからないままに、すずねの胸元へ腕こと抱き寄せられていく。

バフッ……
芳醇な花のような芳しい香りと、ミルクのような甘い匂い……
蕩けるような胸の肉圧と、温かな母性を感じさせる抱擁……
「うふふ……頑張れるおまじない、です♪」
ぎゅうっ……!
高野の腰に、すずねの細腕がするりとまわされると同時に、全身を甘く締め付けられた。
「ふ、ううんっ……!」
全身を、蕩けるような快感が走る。
「あ、あ、あっ」
喘ぎに似た声が漏れることも厭わず、高野の下半身から力が抜けていく―――
「……」
すずねがじっと目を細めて、高野の挙動を観察している。
恥ずかしさと、興奮と、正体不明の脱力感と、そして初めての異性のカンショク……それが一斉に高野へ襲い掛かる。
「うっ、あ~っ、あ~~……」
高野の声が、だんだんと懇願混じりの艶声に変わる。
どうしようもなく、ただ漏れてしまう雄の喘ぎ声……
「……」
ぎゅうううっ……
すると、すずねはベアハッグのように強く高野の胴体を締めあげてしまった。
巨大な胸が、完全に高野の頭を埋め覆いつくすと、濃いフェロモンが高野の鼻から体内へ侵入していく。
「あっ……!」
スリッ……
不意に、すずねのヘソの位置に、ズボン越しに高野の股間が触れた。
ゾクゾクゾクゾクッ……!!
「……クスッ」
すずねの腕の中で、高野の全身が陸に揚がった魚のように跳ねた。
こうなると、男子という生き物はみな同じように愛らしい。
ぎゅうううううぅぅっ……!
「あ~……ああ~っ……」

ビクンッ!ビクッ!ビクンッ!……
突如として、高野の肩が引きつったように痙攣する。
全身に鳥肌を立たせ、泣きそうな顔で口元をわななかせ……そしてこの、すえた青臭い匂い。
「……」
高野はすずねの視線を感じながら、しかし耐え難いほど強い射精の快感に身もだえしていた。
出来ることと言えば、腰を情けなく後ろへ引き、射精がバレないようにすずねから距離をとろうと躍起になることだけであった。
「うっ、あ~……」
「……」
長い長い射精の波が早く過ぎることを願いつつ、高野はズボンが徐々に湿っていくのを感じていた。
すずねに精液が出たことがバレてしまっただろうか……いや、きっとバレてしまったに違いない。
高野は顔をふさぎこみながら、歯を食いしばって声を押し殺そうと努めた。
「……」
高野の挙動が納まったのを見はからって、すずねはその小さな男子の身体を開放した。
「……明日の試合……お互い頑張りましょうね♪」
俯いたまま、微動だに出来ない高野を置き去りにして、すずねは女子の部室へと戻っていく。
高野はその場にへたりこんでしまうと、未だ残る、柔らかなすずねの肉体の余韻に浸っていた。
===
試合当日、多くのギャラリーがコートの周りにあつまっていた。
「高野先輩、絶対勝ってくださいよ!!」
「大丈夫だって、さすがに女子に負けるわけないだろ」
「あのセンパイの必殺スピンサーブとか!女は反応できないだろうな~」
「まあ大体、女のプロが男の学生レベルっていうしね……」
和気藹々と軽口を叩く男子部員のなか、高野は昨日の情事を思い出していた。
憎むべき女子部員の肉体に包まれながら、無様に射精してしまった、あの出来事―――
あざ笑う女子部長の腕の中で、ビクンビクンと震えながら精液を漏らす、あの恥辱―――
高野は頭をブンブンと振り、大きく呼吸を繰り返した。
しばらくして、女子部員たちが姿を現した。
「……っ!」
テニスウェアを着込んで現れた女子たちは、同じ人種かと思えるほどに美しく、艶やかな髪をたなびかせ歩く姿からは威厳すら感じさせた。
身長や体躯も、すでに完成しているといっていいほど大きく……短いスコートからはスラリとした長い脚が伸び、巨大に発達した胸や太ももが露出して、淫らに男を誘っているかのようだ。
ゴクッ……
少年たちはみな、その一回りも大きな身体と色気に呑まれて口をつぐんでしまった。
「高野さ~ん、いらっしゃいますか~?」
女子部員たちの中でも特に背の高い女子―――三年生の鈴木すずね―――が顔をだした。
颯爽と歩いてくるすずねの身体は、やたらに短いワンピース型のテニスウェアを身に纏って、まばゆいばかりの色気をムンムンとあたりに放っていた。
ロケット型に突き出した巨大な胸が、シャツにピタリと張り付き、歩くたびにゆさゆさと物欲しげに揺れた。
「あ……」
男子部員たちはすずねの肉体に目を奪われ、石になったように固まってしまっていた。
すずねの大きな尻が、足を踏み出すたびにツン、と突き出されてみずみずしい太ももや白い脚が露わになる。
だがウエストはしっかりと引き締まっていて、よりいっそう男子部員の色情欲を煽り立てた。
少年たちは足をクロスさせ、腰を引かせたりして股間のふくらみを隠そうとモジモジし始め……気恥ずかしいような後ろめたいような雰囲気があたりを包んだ。
「……」
すずねが眼下の高野を見下ろすと、高野は戦意を喪失しそうになるほど萎縮した気持ちにさせられた。
「あ……の、」
昨日の出来事と、女のフェロモンを放ち立ちふさがるすずねの姿が、高野の脳内で交じり合い……かすれた声しか出てこない。
そんな小動物のように挙動不審になる高野に、ニッコリと微笑みかけるすずね。
「今日はよろしくお願いします~♪頑張って、いいところを見せてくださいね?高野さん」
「……」
天使のような微笑にあてられ、ぼんやりと呆けてしまう高野。
「部長さん……聞いてますか~?」
すずねは茫然自失となる高野の目線までしゃがみこむと、高野の眼前で、巨大な胸を服の隙間からチラつかせる。
「お、あっ……!」
「ん~?」
すずねの甘いミルクのような香り……透けるように白い肌……昨日の快楽がゾクリと高野の背筋を凍らせる。
この美少女に観察されているような視線を向けられると、高野はとっさに目を逸らした。
「……昨晩は、大変だったんじゃないですか?」
「……!」
すずねがこそりと耳元で囁く。
「どうせオナニー……家に帰っていっぱいしちゃったんでしょ?私のカラダのこと思い出して……」
ドクンッ……!
「……っ、そ、んな、」
「私の、このおっぱいとか~……太ももに、おちんちん擦り付けて気持ちよくなる妄想とか……しちゃったんですよね?」
「して、してないですよっ……!!」
「うそ。じゃあなんで私の目を見て話さないの?それに、ここ……こんなに膨らませてますよね」
「ひっ、ひゃっ……」
高野が咄嗟に股間を両手で隠すと、すずねはニンマリと目を細めた。

「私のカラダばっかり見てると、負けちゃいますよ~?……ちゃんと頑張りましょうね。ん?」
じゅるっ……!
「ひぃっ!!」
すずねが高野の耳を、唇で挟んで甘噛みし、わざと卑猥な水音を立てる。
じゅるっじゅるるるうっ……
「あ、あ、はぁうっ……!」
「負けたら、なんでも一つ……命令をきいてもらいますから。忘れないで下さいね~」
ちゅぱっ……
さっとすずねは身体を離すと、身を翻してコートへとむかう。
「それでは、男女混合シングルスの試合を始めますよ~!」
「……ぁ」
―――高野はハッと我に返った。
すずねの悠々とした後姿をにらみつけながら、頬をパンパンと叩く。
あんな乳牛に負けるわけにはいかない……!あっちのペースに呑まれてはだめだ!!
高野は不甲斐ない自分の股間を殴りつけながら、のろのろとコートへ入っていった。
1セットマッチで始まったゲームは、思わぬ展開をみせた。
「た、高野センパイ……」
「く、そっ……!」
すずねは決して強くはなかった。
ただ、続けざまのサーブミス、行き急いだスマッシュの失敗……
まるで普段はしないようなミスを犯し続け、高野ははや2ゲームを先取されていた。
すずねがラケットを振るたびに、ぶるんぶるんと揺れる胸、短いワンピースの裾からのぞく長い脚……
視界にすずねの悩ましい身体が映るたびに、ドギマギと動きが鈍り、思うように四肢が動かせない。
昨日の高野にかけられた呪縛は、解けてはいなかった。
「くそ、くっそ……!!」
悔し紛れにコートの上で地団駄を踏む高野。
俯いて歯ぎしりする彼の耳に、女子部員たちの無慈悲な声が聞こえてくる。
「あれで本当に二年生?一年の私より弱いかも~」
「……な~んか、鼻の下伸ばして情けないよねあの人。すずね先輩に見とれちゃってるんじゃない?」
「あははっ、腰がひょこひょこしててみっともないよね~!ムキになってスマッシュしようとしたりしてるし」
女子たちの笑い声が聞こえてくると、高野はもう口をついで出る言葉を抑え切れなかった。
「うるせえ……まだ始まったばっかだろ!外野は黙ってろよ!!」
顔を真っ赤にして、高野はキッと女子部員たちをにらみつけた。
「いや~~んっ怖~い♪」
「じゃあマジメにやりなさいよね~!試合中なのに、女の子の胸とか脚とかチラチラ見てるじゃない」
「プルプル震えちゃって、男子なのになんかかわいい~」
「~~~っ!!!」
昂ぶる怒りを忘れようと、女子に背を向けて歯を食いしばる高野。
こんなハズない……!
力も技でも、実力は男である俺のほうが遥かに上なハズなんだ……!!
「高野先輩、大丈夫っすよ!先輩スロースターターだし……俺、勝てるってわかってますから」
「田岡……」
高野に、後輩の田岡がタオルを差し出す。それを高野は受け取ると、スッと気分が落ち着いていく気がした。
「ああ……ああ、そうだな!」
「先輩強いんですから、あんな女共、蹴散らしてやってくださいよ!」
「……おうっ!」
タオルを青空に向かって放る、高野の目つきが明らかに変わった。
「……」
その一部始終を、すずねは冷ややかに見つめていた―――
「ふっ!!」
パコーンッ!!
力強いサーブが華麗に決まると、男子部員はざわめきだった。
「おしっ!」
人が変わったかのように高野は2ゲーム奪い返し、流れを完全に呼び込んでいた。
このまま、試合を持っていってやる……グリップを固く握り締め構える高野。
サーブをすずねが繰り出す―――
「うふふ……♪」
トスをしようとするすずねが、たしかに薄く笑ったように見えた。
スス……
すずねの左手が、ゆっくりと動き……自身のスカート部分を徐々にめくりあげていく。
「……?!」
顔を覗かせる、ほの白く肉付きのよい太もも……
「ほぉら……見てぇ……?」

ドクンッ……!
スカートがひらひらと誘うたびに見え隠れする、可愛らしいアンダースコート。
あまりに刺激の強い光景に、目が釘付けになる高野。
「はあ……はあ……」
「ふふ、いい子……っ!」
……パコーンッ!!
棒立ちになる高野の脇を通って、すずねの放った球が地面に突き刺さった。
キャア~~~♪
女子の色めき立つ声にハッとなる高野。
「あ~ん、だめですよ……よそ見しちゃ♪」
「く、このっ……」
「ほ~ら……いきますよぉ~♪」
ふいに、すずねが胸を突き出し……両腕を高く掲げた。
すると、巨大な胸がぷるりと突き出され、今にもこぼれ落ちんがばかりに揺れ乱れた。
艶かしい少女の脇が、白日のもとに投げ出され……並の男性であるならば、羞恥してうつむいてしまう―――それほどまでに、すずねの肉体は美しく、淫靡な雰囲気を纏っていた。
「……え~いっ!!」
パコーンッ!!
「あっ!」
あまりの色気に、反応が何秒も遅れてしまった高野は、再びポイントを許してしまった。
「キャー♪……『あっ!』だって~♪なっさけな~い」
「ちょっとスカートで誘っただけでもう釘付けじゃん♪男子ってちょろ~い」
「ほ~ら高野センパ~イ!私のパンツも見てみます~?きゃははっ♪」
「ちっ……!!」
理性では抑えきれないウブな男子としての反応と、それに対する怒りとが、高野の脳内をぐるぐるとかけ廻って平常心を削り取っていった。
たおやかでいて、ムチムチとした少女の甘美な肉……
「高野さん……いきますよぉ~?」
パコーンッ!!
風にたなびくワンピースが、まるで自分を操っているかのように、高野の思考を鈍くさせた。
「うう、このっ……!!」
パコーンッ!!
キャア~~~♪
「高野センパイ、頑張ってぇ~♪」
「あ~ん、取り乱しちゃって~かわいいっ♪」
パコーンッ……
「こ~ら、ちゃんとボールみないとダ・メだぞぅ♪」
「いや~ん♪」
「はぁっ……はっ……」
パコーンッ…………あははは…………
―――カランッ
顔を羞恥と屈辱に染め、もはや手の先に力が入りきらなくなった高野の腕から、ラケットがぽとりと落ちた。
「くっ……くううぅっ……!!」
田岡が泣いていた。
勝てるはずの相手、しかも可愛らしい少女に弄ばれ、無残にもさらに3ゲームを立て続けに奪われる屈辱。
膝小僧に顔をうずめ、田岡は肩をわななかせて震えた。
「……あ~見て、あのちっちゃい一年の子泣いちゃってる」
「やだ~♪ちょっとかわいそ~♪」
「自分の先輩がこ~んな風に、スポーツで女の子にコテンパンにされたらイヤだもんね~♪」
「ね~♪あはは、悔しそ~……男泣きってやつ?だっさ♪」
頬を上気させて立つ高野の内で、女子たちから受ける侮辱の言葉と挑発、そしてこの現状から……得体の知れない興奮が芽生えようとしていた。
「はあっ……はあぁっ……!」
前後不覚に陥った高野は、ズボンを両手で掴んでのばし、いきり立つ股間を隠そうとしていたが―――若い身体は言うことを聞かなかった。
「……あの高野って人……もしかして」
「うそ……勃起してない?!」
「うっわ、サイテー……まさか、あそこ勃たせながら試合してたの?」
「く……っ、ち、ちがうっ!!」
「必死に勃起ちんぽ隠そうとしてる~♪悔し紛れにボッキですか、センパ~イ?あはははっ」
「いや~ん♪弱小テニス男子に目で犯されちゃう~♪」
「……!!だまれっ!!」
不意に、キャ~~~♪と黄色い女子の声が沸き上がる。
「高野センパ~イ?私もぎゅう~って抱きしめてあげましょうかあ?」
「はっ……?」
ドクンッ……!
女子部員の一人が、こちらを抱きしめるような格好をして挑発し始めた。
「な、……えっ……?」
「やだ~♪今してあげたら、ほんとに射精しちゃうかもよあの人」
「ほ~ら高野く~ん♪お姉さんたちが、だっこしてあげるよ~♪」
キャハハハハ……
ドクンッ……ドクンッ……
ふいに、昨日の情景が目の前に浮かび上がる。
柔らかい鈴木すずねの肉に抱きしめられて、ドクドクと精を漏らす自分の姿……
まさか、すずね先輩が……女子のみんなに昨日の自分の痴態を言いふらしたのか……?!
「な、んで……っ」
高野は顔をあげると、いつの間にかすずねが腕を組んで、目の前に立っていた。
「高野さん、もうわかったでしょう……?男子は女子よりも弱いんです。ゼッタイに、私たちには勝てない……ふふっ♪あそこの子なんて泣いちゃって、かわいいですね~♪」
「このぉ……て、めえ……!!」
目を血走らせ睨む高野を、涼しい顔で見下ろしすずねは笑う。
「てめえ?弱っち~い男子のキャプテンのクセに、そんな口利いていいのかしら~?……まわりを見てみなさい。男子部員さんたちみんな、運動で劣るわけないと思ってた女子にデレデレ鼻の下伸ばして、結果ボコボコにされた挙句……泣きながらちんぽ、大きくしちゃってるんですよ?」
「な……っ」
「男の子って、そういうもの……なんですよ。はじめから決まってたんです。短いスカート履いて、ちょっと脚でも見せてあげれば……男の子は女の子に軽~くひねりあげられちゃうって」
「……!!」
ズイ、とすずねが高野に言い詰める。
「私の手にかかれば、男なんてみ~んなマゾ男子になっちゃうんですから。ちんぽ擦ってもらいたくて、泣いて足元で土下座するんですよ……ほら、あなたも」

ガシッ!!
「あっ、ちょっ……!」
「ここ、また私に気持ちよくしてもらいたいって気持ちが抑え切れなくて……試合で実力出せなかったんですよね?ほら、こ~んな風にコスってもらいたいよぉ~って♪」
ゆさゆさゆさ……
壁際に追い詰められた高野のペニスを、すずねが片手でズボン越しに揺すりあげる。
「あっ、あっ、あっあっ……」
「あら、自分で腰動かして擦りつけちゃってるじゃない……みんなの見てる前で、恥ずかしい子ですねぇ?うふふ……」
ゆさゆさゆさゆさ……
「あっ、あ~っ、うあああっ……!」
「ん~~?もうイっちゃう?もう漏れちゃいます?パンツびちょびちょにしちゃいますか~♪」
パッ……
もう少しで限界を迎える絶妙なタイミングで、高野の股間からすずねの手が離れてしまう。
「あ~~っ……?」
「……ふふっ♪試合はまだ終わってないでしょ……?ほ~ら、ラケット持ちましょうね……」
すずねは身を起こすと、落ちていたラケットを赤ん坊にスプーンをもたせるように、高野の手に無理やり握らせた。
「あっ、あ……うぅ、そんなぁ~……」
そのまま、内股でびくびく身体をひくつかせた状態の高野を、ズルズルとコートに引っ張っていく。
「いいですか~♪部長さん、始めますよぉ~?」
パーンッ!!
チラリとスカートの下のアンダースコートを覗かせながら、すずねの女性の肉体が、弓なりにしなる。
すずねから放たれたサーブは、綺麗な線を描いて、一直線に高野の顔面へ向かった。
「う……あっ、あ、あっ……」
にも関わらず、すずねの手のひらの感触が股間から離れずに、膝をガクガクとさせている高野。
ボゴッ!!
「っ、ぐうぅっ……!」
高野の顔面に、テニスボールがめり込む……が、それでもなお高野はただ、ラケットを持つ手を痙攣させながら、すずねに与えられた快楽に身もだえしていた―――
「ちょっと、部長さん?マジメにやってくださいね?」
すずねが頬を膨らませて高野を諫めるが、高野の耳には届かない。
「う……あぁ……」
「もう……負けてもいいんですか~♪そちらが負けたら、なんでも好きな命令を一つきくんですよ?ほらっ!」
スパーンッ!!
同様に高野目掛けてサーブが放たれる。
バゴッ……!
「い、だあっ……あっ、あぁ~」
「ふふっ身体にボールぶつけられて、興奮でもしてるんですか~、高野さん?」
クスクスクス……
女子部員たちの笑い声や冷やかし、男子部員たちからの失望のまなざし……
もはや女子部員たちの玩具と化してしまった高野は、見世物としての処遇を甘んじて受け入れてしまっていた。
「あ、はあっ、はあぅっ……!」
「ほ~ら、次、いきますよぉ~?」
「あ、ううぅぅぅ~っ……」
パコーンッ……ドゴッ!!
「いっ!!やっ、あっ、んあ……ああぁぁ~……!」
ゾクゾクゾク……ッ!!
球がぶつかった痛みの後から、高野の全身をなんともいえないような切ない感覚が襲う。
「ふふ……♪は~い、これで終わりですわ♪」
スパァーンッ!
すずねが放った球が、高野のコートに突き刺さる……高野は反応すらせず、ただ呆けたままである。
ボスッ……
「あ、あがあぁあぁ~~~っ……!」
テニスボールは、地面で一回強烈にバウンドすると、高野の股間にもろに衝突してしまった。
キャア~~~~♪
女子部員たちの黄色い声がこだまする。
高野は奇妙なダンスを踊っているかのように、前のめりに四肢をばたつかせた。
「あっ……」
ドサァッ!!
高野は股間を抱え込むようにして、そのままうつ伏せに倒れこんでしまった。
―――唐突に、その全身が芋虫のように前後にびくつく。
「うっ、うっ、ううう~~~っ!!」
ドクッ、ドクッ、ドクッ…………!!
高野の顔が愉悦にゆがみ、ペニスから勢いよく精液をぶちまけた。
「あ、へ、ぇええぇ~~っ……」
口からわずかに漏れる喘ぎをとめることも出来ず、高野は全身を襲う射精の快感に身もだえする。
「うわ~♪見てアレ、超ミジメ……股間にボールが当たって倒れちゃった♪」
「なんかビクンビクンしててキモ~……」
「男子って実は運動音痴なのかなぁ?あれなら私でも余裕で勝てたよ~」
試合の勝利と、男子部員や高野の痴態とにはしゃぐ女子部員たち。
「うふふ、本当にみじめ……」
すずねがツカツカと、なお臥せたまま起き上がってこない高野に近寄っていく。
虫けらを見下ろすような、冷徹な視線を高野に向けた。
「ほら。起きてくださいよ、部長さん」
すずねは高野の痙攣する身体を、つま先でつい、と小突き起こした。
「あらあら、こんなにお漏らしして……♪かっこわるい部長さんですわぁ」
クスクスとあざ笑うと、すずねは高野の身体を仰向けにさせた。
「ふっ……漏らした雄汁が、じっとりズボンに染みてますわよぉ?まるで赤ん坊みたいですねぇ……♪」
足元に転がる男子部員たちの代表だったものと、隅で口を閉ざし諦念と絶望に包まれた男子部員たちを横目で満足げにみながら、すずねは目を細めた。
「では、約束は守ってもらいますよ……?男子部員のみなさん♪」
すずねはそう言って、スラリと伸びた美脚を見せつけるかのように、ワンピースの裾を持ち上げ脚を高く掲げると……
靴の汚れをぬぐうように、ギャラリーに誇示するかのように、足元に横たわる高野の股間を踏み潰した―――
=====
放課後の女子テニス部の部室にて。
裸のテニス部の男子部員たちが、きょうつけの姿勢で床にズラリと仰向けにされていた。
10人近い人数の男子が、死体のように裸で鎮座するその姿は、まさに異様な光景だった。
クスクスクス……
その男子部員たちを覆い囲むようにして、テニスウェア姿の女子部員たちが腕を組んで男子を見下ろす。
「じゃあ、コレで靴でもきれいにしよ~っと♪」
女子部員がいっせいに、テニスシューズを履いたままの脚で、男子部員たちの身体を踏みつける。
「いだぁああっ……!!」
「んっ……っおげえぇ~~!!!」
腹部や顔面を、土足で踏まれた男子たちはその靴裏の擦り切れる痛みでうめいてしまう。
「あっれ~?なんか足拭きマットのくせに声が出てるぅ~?」
「あはっ♪気のせいですよ♪」
黒髪ショートの女子部員の一人が、わざと首をかしげながら、男子部員のみぞおちをグッグッと踏みしめた。
「おっ、お”お”えっ……!」
「ちょっと、なに口利いてんの~?さっさと綺麗になさいよ、ほぉら……」
「このっ……ん”ぶえぇ~~っ!!!」
女子部員が男子の口に、思い切り靴を履いた足をねじ込む。
「ほ~らほ~ら……ちゃんと舐・め・て、綺麗にしなさい?」
「舌でぺろぺろ~って、してくださいね……」
「つま先もマットで綺麗にしよ~っと♪ぐりぐりぐりぃ~っ」
「やめ……いぎぃっ……!!」
「ん”っんんんんんん~~っ……!!」
長い女子部員の華奢な脚に囲まれて、男子部員たちは身を捩じらせて女子部員の要求に耐えなければならなかった。
「先輩、帰りにお店寄っていきませんか?ほら、駅前の……」
「あぁ~!新しい雑貨屋が出来たって言ってたわね、そういえば―――」
キャッキャと雑談をしながら服を着替える女子部員たち。
「うぅ”、お”っ……」
地べたから見上げる男子部員たちの目に、美脚の隙間から見える女子の色とりどりの下着がチラチラと見え隠れする。
「発表課題の題材、もう何にするか決めましたか?」
「う~、私まだ決まらなくて……」
「あっ私も!次の休みに家で一緒にやりません?」
「……」
ムクムク……
悲しいかな、体中を靴裏で踏まれ、痛めつけられながらも……男の本能がムラムラと主張してくる。
「……クスッ」
モジモジと男子部員たちがいっせいに、天に向かってペニスをそそり立たせてしまった。
すると、赤くなった男子たちの手足を女子部員たちが脚で捕まえ、動けないようにしてしまう―――
「あっ……!!」
「はぁ~……なに一丁前に勃起してるの?ほら、しつけしてあげる。」
「こら、いちいち動かない。面倒をかけさせないでくださいね」
一年の男子部員たちは、しばらくバタバタともがいていたが……
モワッ……と熱気のこもった靴下が、自分たちの顔の上に張り付くように乗せられ、一瞬動きが止まってしまう。
「ん”っ……!?」
美少女たちの汗と湿気を含んだ、甘い臭気が鼻腔から侵入し、思春期真っ只中の少年たちの脳を犯す。

「クスッ……おとなしくなっちゃったね♪」
「よいしょ……足、つかま~えたっ」
「ん、んむ~~~っ……!!!」
一瞬の隙をついて、少女たちに両足を持ち上げられ、情けない姿を晒してしまう男子部員たち。
「ほら、キミ……ちんぽ勃たせちゃったんだから、罰だよ?」
「もっと足開きなさい……顔、もっと強く踏んで欲しいのかしら」
「んむううぅう~~っ!!」
男子一人につき二人の女子部員が、股間の上にそれぞれ片足を乗せて、ぎゅむっと踏みつけにした。
「んっん~~……!」
靴裏が、直に男子のペニスの上に添えられると、男子の口々から懇願に似た喘ぎが漏れた。
「うわ、やっぱり男子って気持ち悪い……大切な場所を足蹴にされて、こんなに喜んじゃってる……」
「ほぉら……部室のマットの分際で、一丁前に興奮しないのっ……」
少女がペッ、と唾をペニスに向かって吐くと、そのたびに憐れな男子部員はビクリと肩を震わせた。
「ふふ……今日は男という生き物が、どれほど私たち女子より劣っていてミジメな存在か……身体で覚えていってもらいますよ」
「ふ、ぐうううぅうぅ~~~……」
唾を吐きかけられ、性器を足蹴にされ嬲り者にされるがままの男子部員。
女子たちの白い脚が、交互に男子のペニスを擦り潰すと、とたんに男子部員たちは腰を浮かせ快楽に浸ってしまう。
「ほらほらっ、さっさとちんぽからア・レ、出しなさ~い?」
男子の顔面を覆う脚が動くだび、男子部員の呼吸を乱れさせ、いいように首を左右に振らせていた。
「ん、んぐうううぅう~~っ……!!」
ぐちゅぐちゅと音を立てて、汁まみれになったペニスを激しく擦りあげられていた男子のひとりが、急に足腰をピンと張らせて呻く。
「あ~ら、キミ……もうお漏らししちゃうの?」
「あはっ♪ちんぽぴゅっぴゅ早~いっ!いやん、まだ一分も立ってないよぉ?」
「じゃ、は~い……ちょっと休憩しましょうね~」
パッ、と女子二人の脚が男子の股間から離れると、安堵と哀惜の混じった吐息が漏れた。
「クスクス……♪」
「「な~んちゃって♪」」
ドゴオォッ!!!
いったんペニスから離れた脚が、高く振り上げられ……ハンマーのようにペニスへ振り下ろされた。
「~~~~~~っ!!!!???」
ドピュッ、ドピュウウゥッ~~……

テニスシューズの下で勢いよく噴き出された精液が、敗北を証明するかのように弧を描いて、少年の全身を汚していく。
「やった~~♪出た出たっ♪」
「あははっ♪今日は私たちがいっちば~ん♪」
歯磨き粉のチューブをひねるように、足先で射精を続ける男子のペニスをシゴき出しながら、女子部員たちは少年の両足を掲げ、逆さに吊り上げてしまう。
地べたで肩を震わせビクつく、男子部員のペニスが、釣れた魚のように見せびらかされてしまった。
「あ~あ、負けちゃったぁ……もぉ~アンタもさっさと射精しなさいよ!」
「ほ~ら、出していいですわ♪強めにおちんぽ踏まれたら、マゾペットの男の子たちはお漏らしするんですよ?」
「ぐっぅうぅううぅぅっ~~……!」
「あらあら……こんどはキミがお漏らししそうなのかな?」
「あっ、あ、うぅぅぅ~~……っ!!」
「さぁ、はやく出してくださいね?……一番射精が遅かったら……後で承知しませんよ?」
顔を踏みつける女子部員たちが、目を細めてほくそ笑む。
あちこちで男子の呻き声と、ペニスが女子部員の靴裏で踏みにじられる、ぐちゅぐちゅという水音が部室に響き渡った。
完全に狂乱の屋敷と化したテニス部の部室。
そこには男という本能の弱点を弄ぶ、女子部員たちによる男子部員の性奴隷化が行われていた―――
最後まで女子に抵抗し、意地をみせた一年の男子部員、田岡。
彼の身体には女子部員が六人がかりで調教が行われていた。
何度も何度も射精を強要された田岡の周りは、すでに精液でドロドロ。
発展途上な田岡の裸体を、あらゆる方向から女子部員たちの脚が伸び、包み、擦りあげ……彼を足奴隷へ堕とさんとしていた。

「ふぐっ、んぐううぅぅぅ……!!」
「ほぉら……大好きな足ですよぉ♪」
「田岡くん、女の子の脚だぁい好きだもんね~?ふふっ……」
違う、違うと田岡は首を振ろうとするが、左右から少女たちの足裏で踏み挟まれて動けない。
「乳首びんびんにして……つま先でつまんであげましょうね。」
「あは、ちんぽビクッてしたねぇ?皮かむりちんぽの中身もほじってあげる~♪」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……
ほかほかと湿って温かい靴下を履いた脚、ニーソックスに包まれた脚が、田岡の全身を隈なく這いずり回った。
「あ、あぐうぅうぅ……!!」
「はいはい、脚でもみくちゃにされて嬉しいんだね。かっわいい~」
「ち、がぅっ……ぐぇっ!!?」
「は~い、靴下食べて大人しくしときまちょうね♪ちんぽビクンビクンさせてるくせに、説得力ないでちゅよ~?」
クスクスクス……
口の中に紺色の靴下を詰められたまま、まんまとつま先で口を封じられてしまう田岡。
女子部員の侮辱と、全身を包む湿った足裏のぬくもり、匂い……
「ん、ぐふぅうっ……ふうぅぅぅっ……!」
いい様に今まで見下していた女子に弄ばれ、射精へと強制的に駆り立てられる屈辱……
「ぐふううぅぅぅ~~~……っ!!!」
もはや勃起が苦痛なほどに射精させられたにも関わらず、田岡は女子部員たちの脚の監獄に閉じ込められ、逃げることを許されないでいた。
そしていつの間にか、彼の肉体は……再び快楽の海に溺れ、激しく上気しはじめていた。
「あ、また腰が浮いてきたぁ♪」
「うふふ……私の足裏に、ちんぽが自分からえっちな音立てて擦り付けにきてるわよ?」
「あ~んなに抵抗してたのにねぇ?やっぱり男子ってみんなマゾなわけ?」
「クスクス……そうですよね。女の子の前では、男の子はみ~んな虐められたいドMになって降参しちゃうんですよね~?」
「ん、ぐううっ……う、うぅぅっ~……」
「はじめは強がって、嫌がってても……結局男子って、女の子におちんぽ踏み潰されたいだけなんだね。」
「……っ」
「いや~ん、泣いちゃったぁ?いけまちぇんよ、お姉ちゃんたちは許しませ~ん♪」
「ふふふ……泣いてもダ~メ。ほら、また私たちの脚に白いおしっこマーキングして?女の子の脚に負けました~って♪」
ぶるぶると田岡の背筋が限界まで反り返る。
「んぐっ、んっ……ふうぅぅぅっ……!!」
腰を猿のように突き出し、ペニスを脚裏にこすり付け―――田岡は確実に、少女たちの脚奴隷への道を歩んでいた。
ぐちゅぐちゅっ……ぎゅちゅぐちぃ……っ
田岡の汁まみれになったペニスを、メレンゲのようにカウパーや精液があわ立つほど激しく、たくさんの脚が包んでもみつぶしていく。
「あらあら、もう降参のポーズですか……ブザマですね。」
「よしよ~し……じゃあキミの恥ずかしい射精、他のみんなにも見せ付けてあげようね?キンタマぎゅうっ~~ってつま先で押し上げて……」
「真っ赤な亀頭さんは、両足でプレスしてあげますわ♪いい?イク時はちゃんと、女の子に逆らってごめんなさ~いって反省しながら漏らすことね」
「ほら、脚の匂いしっかり嗅いで……普段授業受けてるときも、家に帰っても……いつもこの匂いと感触を思い出して、可愛いちんぽ大きくさせるのよぉ?」
「んっ……ぐっ、あああぅぅ~~~!!!」
田岡の頭がガクガクと上下に揺れる。
「ほ~ら、ほ~ら……さっさと漏らせっ♪」
熱気のこもった少女たちの足が、肉食動物のようにペニスに群がり、少年のペニスを射精へと駆り立てる。
まるでロボットのようにガクンガクンと腰が大きく波打つと、弓なりに田岡の身体が硬直した。
「ん”ん”ん”ん”ん”~~~~……っ!!!!」
「「「はい、どっぴゅう~~~♪」」」
ぎゅううううう~~~っ

田岡の限界を察知した女子部員たちが、一斉にペニスと睾丸を思い切り踏み潰す。
びゅくっ、びゅくっ、びゅるるっ……
水鉄砲のように、汁気の多い精液が田岡のペニスから勢いよく飛び出した。
「んふぅ……あぁぁぁ~~……」
つま先の足指に亀頭や睾丸を挟まれたまま、射精の鼓動を抑えきれず、あれもなくヨガる田岡。
「これはまた、大量に吐き出したわねぇ……」
ねっとりと大量の白濁に汚れた脚を、これ見よがしに田岡の眼前に突き出しながら、少女たちがクスクスと笑う。
「私たちの脚にメロメロになっちゃったね♪何度も精液ぴゅっぴゅして、快楽漬けにしてあげたんだから……」
「お”っ……おぉお”おんっ……」
びゅるびゅると精子を撒き散らしながら、アヘアヘと白目を剥く田岡の耳元で、女子部員たちが囁く。
「キミ、恥ずかし~い女子部専用の脚奴隷になっちゃったんだよ……ほら、もう二度と女の子様には逆らいませんって誓いなさい?」
「私たち女子部に一生仕えることを……脚に忠誠のキスをしてもらおうかしら。」
クス……
さんざん射精の快楽を与えられた田岡の目には、彼女たちが差し出すつま先が、すでに性的な意味合いをもつ性具や性器のようにしか映らなかったのだろう。
掠れた声で、無意識に少女の足元へ顔を近づけていく。
「……は、い……んっ」
田岡は震える唇を突き出し……丁寧に、女子部員たちの脚に接吻を繰り返した―――
クスクスクス……
無様に床に這いつくばり、足裏にまで口付けをしながら、股間を再び膨らませてしまう田岡を見下しながら……少女たちは満足げに微笑んだ。
「うふふ……見て下さい、部長さん?あなたが負けちゃったせいで、部員さんたちが酷い目にあってるんですよ~?」
「ふ、ふぐうぅ~~……」
「あら、この状態だとあなたからは見えませんでしたね……クスッ、ごめんなさ~い♪」
「ふがぁっ……」
男子部部長の高野が、全裸に正座という状態で自らのペニスを一心不乱にシゴいていた。
その顔面に、女子部部長―――鈴木すずねが、どっしりと脚を組んで座っている。
ミニスカートの制服を身に纏ったすずねは、口元をゆがめて冷酷な笑みを湛えていた。
「ふごぉぉぉっ~……!」
すずねのムッチリとした巨大な太ももと尻が、高野の顔面がすっぽりと包んで覆ってしまっており、高野は顔が見えないような状態。
高野はわずかに呼吸ができるかできないかのまま、すずねの濃密な女の匂いを強制的に嗅がされていた。
「少しは良心の呵責というものを感じないのですか、高野さん?まったく、酷い部長さんですねぇ~」
すずねが腰を軽く突き出す。
すると高野の顔面が、壁とすずねの尻にズブズブと挟み込まれてしまい、まともに身動きがとれなくなってしまった。
「ふ、ふっぐううっぅう~~!!」
「あらあら、手の動きが早くなってしまいましたね……息苦しくされて、余計に興奮してしまいましたの?なんて浅ましい……」
すずねのつま先をたてた脚が、高野の股間へと向かう。
「ほら……オナニーをやめなさい?お猿さん」
ぎゅりぃぃぃいぃっ……!
「っがぁぁぁぁああぁぁ~~!!」
のこぎり状の滑り止めが付いた靴裏が、ズル向けになった高野の亀頭を容赦なく踏み抜いた。
高野は悶絶してのたうちまわろうとする……しかし、すずねの尻に頭を固定されており、陸に揚がった魚のように手足をバタつかせるしかなかった。
「ふふ、行儀の悪いおさるさんですわ……♪」
すずねは足をペニスの上にぎゅっと乗せたまま降ろそうとしない。
「ひいっ……!ぐふうううぅぅっ」
「ほら、私が命令しているのですよ?なぜ勃起させているのかしら…… さっさとこのチンポ、小さくしなさいな」
ぎゅりいいぃぃっ!
つま先で、踏みちぎれんばかりにペニスの先を潰すすずね。
「あっ、が……っ!あううううぅううっぅぅ!!!!」
「……はやくチンポ小さくなさい。まさか、女の子の命令が聞けないのかしら?マゾの変態男のくせに……」
すずねは愛想をつかしたようにため息をつくと、思い切り高野の髪をひっつかんだ。
「ひぃいっ……、いだああああ~っ!!!」
高野は苦痛に顔をゆがめるが、それでもなおいきり立ったペニスは鎮まろうとしない。
むぎゅう……
すずねの桃尻の温もりと柔らかい感覚に、どうしようもなく反応してしまうのだった。
「ぬ……ぐ、……」
高野は、ペニスを襲うすずねの靴先のあまりの痛みから逃げ出そうと、腰をモゾモゾと動かしてしまった。
その僅かな抵抗が、すずねの怒りの琴線に触れてしまったのだろうか、すずねの目の色が変わる。
「……こっちに来なさい」
唐突に、すずねが冷たい言い放った。
「あ”ぁっ……!」
すずねは高野の髪を引っ張ると、無理やり”椅子”のほうへとひきずっていく―――
「ふふ……椅子の格好も、ずいぶんと板についてきましたね?児玉先生」
「ふっ……ふぶっ……」
男子テニス部の顧問である教師―――彼もまた、女子部の生徒たちに調教された憐れな奴隷の一人であった。
口にはニーソックスの猿ぐつわをされ、頭は目隠しとして”ご主人様”たちの可愛らしいパンティーがかぶされている。
「はしたない……みっともない姿ですわね……」
四つんばいで固定された児玉は、すずねに軽くなじられただけで肩をビクッを震わせた。
彼の身体中には、ご主人様たちのプレゼントであるブラやパンティー、ショーツやキャミソールが生き物のごとくまとわり、甘く締め付け……常に彼の肉体に耐え難い快楽を与え続けていた。
「う”ぅっ……う”っ……!」
どぴゅぅっ……
すずねが軽く児玉教諭の背に腰掛けただけで、児玉は絶頂へと達してしまう。
牛乳タンクのようにペニスの先に備え付けられた小さなビンの中へ、彼の濁りきった精液が放たれていった。
「あら、またイってしまわれたんですの……?生徒のお尻の感触だけで漏らしちゃうなんて、本当にどうしようもない変態教師ですねぇ」
「ふぐぅぅっ!!」
すずねにパンッ、と尻を平手打ちされると、椅子である児玉教諭は涎を撒き散らしながら甘い声を漏らした。
「汚いオスミルク、またこんなに溜め込んで……種汁をムダ打ちするところ、私に見てもらってよかったですね♪」
そう言うとすずねは高野の髪を引っ張り、自分の足元へとひきずる。
「い、いだあ……いいいっ……!」
高野を”椅子”の足下に向こう向きに座らせると、そのムチムチとした太ももを高野の顔面へと運んでいく。
「さっき、勝手に逃げ出そうとしましたよね?何を考えているのかしら―――」
すずねの肌触りのよい、真っ白な太もも。
うら若き少女特有の、キメが細かく、モッチリとして程よく筋肉のついた、淫靡で巨大な太もも……
それが、高野の首と顔面を、むにむにと余すところなく覆っていく。
「……っ!?」
高野が気づいたときにはもう遅かった。
「高野さんには、一回気絶してもらいましょうね……♪」

ぐぐぐっ……
「い、おげぇえぇえ……!?」
すずねの残酷な宣言。
肉付きのよい美少女の太もも、学校の男子生徒ならば誰しもが羨み、頬ずりをしたくなるようなすずねの魅力的な脚……
それがいま、自分の顔を埋め、息の根さえ奪わんとしている……
「あ、ぐっ、ふぅうぅぅ~~~……!!」
高野の口から、哀愁を帯びた叫びが漏れた。
どくっ……とろ~っ……
不意に高野のペニスがビクビクと震えだすと、まさに溢れ出るかのように、精液がとろりと糸を引いて漏れ出した。
「……クスッ」
すずねはそれがさも当然であるといわんばかりに微笑むと、さらに内股に力を込める。
ぐぐっ……
「が……あっ、ああぁー……」
「ふふっ……♪意識が飛ぶまでに、何回お漏らししちゃうんでしょうね~?」
「があぁっ……あおおぁおっ……」
コヒュー、コヒューと高野の苦しそうな呼吸音が聞こえてくる。
がくがくと顔を真っ赤にして仰け反らせ、救いを求めんと目を彷徨わせる高野。
「ん?苦しいの?しょうがないですね、ほぉら……おっぱいですよぉ~♪」
すずねが前に身体を倒すと、巨大な胸がカタチを変えて高野の顔をふさいでしまった。
「……っ!?!?んんん~~っ!!!」
目の前が暗くなると、大きな谷間が視界と酸素の通り道をふさいでしまう。
代わりに気管から侵入する、少女の甘くていい香り……
「ほらほら、柔らかいでしょう?」
「んっ……んんっ~……」
どぷっ……どろぉ~~……
「……あら、また漏れちゃったのかしら♪仕方の無い子ですねぇ」
ぐぐぐっ……!!
「んごお”ぉぉぉっ……!」
少女の残酷な肉の首輪が、さらに少年の血路を奪う。
「うふっ、苦しそう♪でもおっぱいにお顔包まれて、幸せですよね~?」
全身の力が徐々に弱まってくる高野を見て、冷笑するすずね。
それはまるで、蜘蛛が毒で弱らせた獲物を前に、舌なめずりしているかのようであった。
「んぅんん、ぐくぅっ……!!」
内股に力をいれたり抜いたりを繰り返し、すずねは罠にかかった獲物をいたぶり続ける。
「ぎぃっ……ぐっ、がはぁっ……」
もはや高野の意識は限界に近づいていた。
高野の喉奥から絞り出されたような断末魔が聞こえてくると、すずねは胸をチラリとどかし、高野の顔をじっと見つめてやる。
「……」
ぐぐぐっ……
白目を剥いて、涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔を、敵であった女子部の部長に惜しげもなく晒す男子部のリーダー……
「ぐぎいいぃっ……んごおおおお~~!!」
か弱いはずの少女に首を締め上げられ、意識も掻き消えてしまいそうな窮地にも関わらず……彼の腰は快感を求めて無意識にカクカクと動いていた。
「クス……ほら高野さん、イく時はちゃ~んとご主人様の目を見てイきなさい。私に堕とされたという記憶を、しっかりとその小さな脳に焼き付けるんですよ」
目の前の美しく可憐な少女が、にこやかに微笑んだ。
自らのイキ顔を、上からじっくりとすずねに覗き込まれながら……そして高野は悟った。
「―――それでは、おイきなさい」
ぎゅうううぅうぅぅううぅぅぅっ!!!!
すずねの内ももに力が入り、筋肉がぼこっと浮かび上がる。
「……っか」
首を絞められたニワトリのような声を出して、泡を吹きながら高野の意識が消える。
ブルブルと痙攣していた頭からは、段々と力がぬけ……両腕がダラリと垂れ下がった。

どぴゅぅっ~~~!!どぷっ、どぷうぅうっ~~~~……
腰が反射的に跳ね上がると、睾丸に詰まった精液が部屋中にびゅくびゅく飛び散る。
まるで自らのすべてを晒しだすかのように、大量の白濁液が次から次へと放たれていく……
男は、いつでも女子のためにペニスを差し出す―――
女性につま先でペニスを支配され、射精をコントロールしてもらうために媚を売るだけの、家畜として生まれてきた存在なのだ―――
「うふっ♪よくできました……元・男子部のぶちょうさん♪」
後輩男子の吐き出した敗北の白い花火を、ほくそ笑みながら眺めるすずね。
太ももを高野の身体から離してやると、精液を垂れ流しながら、彼の身体は女子部室の床マットの一部と化した。
「悪いけど、テニス部は女子のものだけで十分―――あなたがた男子には、文字通り……ずっと私たちの足元で働いてもらいますね♪」
人差し指をたてて、愛らしくウインクする一人の少女。
血気盛んな男子ならいざ知らず、世をあまねく男性ならば誰しもが逆らえず、かしずくであろうその美貌。
すずねは自らのもつ、男を魅了し弄び、いい様に操る力を確信していた。
「ふふ……うふふふ……」
夜の訪れを告げる夕日が、部活棟を赤く染め上げていく。
彼女たち女子テニス部の学園支配は、まだ始まってすらいなかった。