邪神教(中半)
タタタッ……
部屋から飛び出した身体を、しみるような冷気が包みこむ。
通路は真っ暗な闇に包まれていたが、まっすぐに突き抜ける廊下は他に俺の行く手を阻むものは何もなく……
部屋に続く扉はおろか、窓や通気口もなにもない。
大きな怪物にでも飲み込まれてしまったのかと疑ってしまうような、どこまでも続く長い長い廊下を、気が狂いそうになりながら走る。
そうして脳裏に浮かぶ焦りと不安に、目を瞑りそうになりかけた矢先……口を大きく開けた巨大な扉が現れた。
「っ!」
扉に近づき、手をかけようとしたその時だった。
ざわざわざわざわ……
肌の表面を見えない砂粒がこすっているかのような、嘗め回されているような不快感が肌の表面を嬲る。
何者かが、近くで魔法を使用しているのだと俺は確信した。
それもかなり強い魔法……これほどまでに魔法の使用痕をのこせるなんて、悪魔以外に考えられない―――
「ゴクッ……」
身をこわばらせ、扉に手を添え隙間から中をのぞく。
くそ、こんな時武器になるものでもあれば……いや、もう時間がない。
魔法を使っているのは先ほどの女悪魔の仲間だろうか?きっとそうに違いない。
相手が何者かも、何人いるかもわからない。どうする?
仲間は?仲間はどうなっているのだろうか?もしかして……
だめだ、落ち着け、慎重に、慎重に―――
……ほぉ~ら♪まだまだ出せるでしょぉ~ん♪ほら、ほら、ほらぁっ♪…………
……あ、あっ、あああぁあああ~~っ…でる、でちゃうよお………
……あはははっ!可愛いわね、アナタ♪また漏れちゃうのねぇ♪いいわ、ほぉら…………
……ああ、あ、おああああぁぁぁあああ~~~~っ…………
「なっ……!?」
聞き覚えのある男たちの絶叫と、艶のある女の声。
「そんなっ、まさか……!」
目を細めて、扉の隙間から中を覗く―――
「……っ!!」
……あぁん、あああんっ…………
……クスクス……ふふっ♪…………
……あ、あっ、また出る、またでるぅ~~~……
……は~いどうぞ♪ママ~ママ~って言いながらお漏らしなさい……んっ♪……
……うう~~っ、あ、ああぁぁん、ママぁ~~……
立ち呆けた俺の目に飛び込んできたのは、半球状になったホールの中で繰り広げられる、狂乱の宴―――
共に行き倒れていた仲間の兵士たちが、みな一様に悪魔の餌食となっていた。
背丈が2メートルもあろうかというような、大きな美女の姿をした悪魔が微笑みながら、生まれたままの姿に剥かれた青年の兵士たちに襲い掛かり、精気を吸い上げていたのだ。
悪魔たちは、さきほど俺を嵌めた女悪魔と同様、奇妙な修道服を纏い、銀色の髪をたなびかせ……そして一抱えもあるような巨大な胸を備えていた。
胸や腰つきの婉曲を強調するかのように、黒く艶のかかった修道服がその白い柔肌にぴったり張り付き、淫らさをよけい際立たせている。
そして……いや、悪魔に襲われているというよりも、これは―――
「うっ……なんだ……?」
視界を桃色に霞むほどの強烈な淫気と、甘ったるいミルクの香り。
悪魔たちが精神に侵食する魔法をかけていることは間違いなかった。
そうでなければ、ここまで戦ってきた仲間たちがうつろな表情をして、こんな化けの皮をかぶった悪魔なんかに精をささげるはずが無かった。
卑劣な手でだまされて、そうしてこうなったに違いない。だって……そうでないと……
「はぁ、はぁ……うっ、く……」
濃厚な乳の匂いが鼻にこびりつき、脳の動きを阻害するようだ。
頭がクラクラする……このままじゃ……まず、い……

「ふふ……♪ママのおっぱい、おいしい?」
「んっ……おいちい……んっ、んっ」
自分より一回りガタイが大きく、チーム内で最も力があり頼りがいのあった兵士の青年。
その彼が、まるで赤子のように修道女の姿をした悪魔にかき抱かれていた。
出会ったならば、ためらわずに殺さなければならないハズの敵、悪魔。
その腕のなかで青年は目を閉じ、安堵の表情を浮かべ、修道服の襟から放り出された巨大な乳房に顔を埋めて、ぷっくり膨らんだ乳首に吸い付く。
成人とみなされたハズの青年が、乳飲み子のように聖母に甘えるその姿は……まさにイビツであった。
「じょうずにちゅうちゅうしてまちゅね~♪ほ~ら、エライエライ♪」
「ん、ママぁ~……んっ、んん~っ」
悪魔たちの外見は、せいぜい16くらいの若く美しい修道女のそれであり、どうみても母親といえるような顔立ちではなかった。
にもかかわらず、青年はその悪魔を”ママ”と呼び、頭を撫でられると喜ぶような刷り込みをなされているみたいだった。
「あらあら、慌てなくても大丈夫でちゅよ♪たんと飲んで……ママのミルクの味、しっかり覚えてくだちゃいね~」
「うんっ……ん、ちゅっちゅっちゅ……」
半身を隠し覆うほどの乳房に、青年はのめりこむようにずぶりずぶりと顔を埋めて、あふれ出る母乳を音を立てて飲み下していく。
その様子を、慈しみと冷酷の入り乱れた目でじっと見つめる巨乳の美女。
「クスッ♪可愛い~……ほぉら、これ……なんでちゅか?」
「あ……あぁんっ」
青年の身体が突如ブルルッ……と震えた。
悪魔が乳の中に埋没していた青年のペニスをひっつかむと、それを片手の指でくにくにといじめる。
「ほ~ら……またママのおっぱいにこんなもの擦り付けて……ボクちゃん、悪い子なんでちゅか?」
「あっ、ママァ~それ、だめっ……!あぁぁ~ん……」
「ん~?おいたする悪い子は、おちんちんくちゅくちゅの刑でちゅよぉ~」
「ふぁっ……あ、あ、あ、あ、あ……」
修道女が諭すような口ぶりで、手のひらにすっぽり包まれた包茎ペニスをやわやわと揉みくちゃにした。
亀頭の先をいたぶるように、余った皮を細い指先でクニクニとこねまわし……美しい悪魔の手の中で、幼い身体が快感を焼き付けられていく。
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ……
辺りに卑猥な音をたてて、母乳にまみれた青年のペニスは蛇のような指先に絡めとられ、包茎の中までも這いずり責められる。
真っ白な蛇が、ねずみを長い胴で締め付け、じわじわと嬲り殺しにしていく……
余り皮のなかで、細長い指先が亀頭をくるくると撫でるたびに、乳房の下に埋没した青年はアンアンと甘い声を漏らした。
「口を休めちゃ、メッですよ。飲むのやめたらおちんちん、もう触ってあげまちぇんからね~」
「うう~……んっ、んっ……」
「……そうよ、そう。い~っぱい飲むのよ……そうしたら、もっといい子になっていきまちゅからね♪いい子はご褒美がもらえるんでちゅよ……ほらっ」
「……ッ!!やあ、あ、あっ……」
くちゅくちゅっ……くちゅくちゅくちゅくちゅ……
三本の白い指が、ペニスの包皮の中をかきまぜるような動きで、亀頭表面を這いずり回り、母乳を刷り込んでいく。
子供のようになった青年のペニスは修道女の手の中にカンゼンにくるまれてしまい、隠れて見えなくなってしまった。
「うふふ……」
恐ろしいほどの妖艶な笑みを湛えながら、美女はペニスを包んだ片手をニギニギともみくちゃにしてしまう。
白く柔らかな女の手のひらに、温かく抱擁された青年の男根は、まるで小さなキーホルダーをいじるようにその中で弄ばれていた。
「んっ~~!ふんっ、ん~~……ッ!!」
ちゅぱっ!ちゅぱぁっ!ごくごくごく……
青年は気が狂ったように乳房に吸い付き、射精が近いことをアピールする。
男を舐めきった乱雑な指使いを前にして、青年はあっけなく高みへと追いやられてしまうほかなかった。
「ふふっ♪わかってまちゅよ……お漏らししちゃうんでちゅね?いいでちゅよ……ママ~って言いながら、シーシーしちゃいましょうね♪」
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ……
「ふあぁぁ~っ、ママぁ~、ママぁ~……あううぅっ……!」
「あんっ♪いいでちゅよ~……ほぉら、出しちゃいなさぁい?」
修道女姿の悪魔の目が、ほんの一瞬ギラリと冷たく光る。
「あああぁぁ~ん……いやぁぁぁ……!」
バタバタと暴れようとする青年を、豊満な乳房が上からのしかかり、説き伏せにかかる。
「出すのよ、ほら。ぴゅうぅぅぅ~っておちんちんミルク、お漏らしなさい?ほら、ほらぁっ……」
「ひあ、あ、あぁぁ~~……うふぅぅん~~~ッ……」
「うふふ、はしたないお顔……おっぱい漬けにされて、もう抵抗できまちぇんか?ん~?」
男を追い立てるような責めと口調の前に翻弄され、胸の中にくるまれた青年がだんだんと大人しくなっていく。
美しい顔立ちの悪魔は目を細め、その手を止めること無く腕の中の男をいたぶり続けた。
「ぁ……ッ、はうぅぅ~~……」
呆け顔になり、だらしなく口外に伸びきった舌。
悪魔とは言え、仮にも美女の姿をした女に豊満な体で四肢を拘束られ、男の性器を弄ばれるという恥辱じみた快楽。
青年がもはや射精の衝動に身を任せてしまったのは、誰の目にも明らかだった。
「ほらほら……はぁ~い、ぴゅっぴゅですよ~♪」
「……ッ、あ、ああああぁぁぁぁぁぁ~~ッ……!」

どぷぅっ、どぴゅっ……どぴゅうううううぅぅっ……!
乳房にしがみつきながら、青年の全身が激しくわなないた。
悪魔の手の中につつまれたペニスから、水鉄砲のように精液があふれ、指の隙間から漏れ出るほどどぷどぷと溜まっていく。
「あら~、いっぱい出まちたね。こんなにママにご馳走してくれるのぉ?」
「あ、あ……だめ、あッ……!うぅ~……」
目がうつろになった青年は、虫の息で母乳の海におぼれる。
濃厚な乳房の匂いに惑わされ、まるで全身をコントロールされてしまったようだ。
「ふぁ……うあぁぁぁ……♪」
びゅる……びゅくっ、びゅくっ……
長い長い快感の波に、青年は芋虫のように腰をうねらせる。
ちゅぽっ……
「っ、あぁぁんっ!」
小さなペニスの脈動が終わるころ――悪魔が握った手を離すと、膣から抜けるように糸を引いて、拳の隙間から萎えたペニスが現れた。
「クスッ……じゃあ、いただきまぁ~す……」
尋常ではない量の精液。手の中にたっぷりと溜まったそれをじゅるりと口に含んだ悪魔は、満面の笑みを浮かべてみせる。
「じゅるっ……じゅるるるるうううぅぅぅ……♪」
「あッ……!あぅぅ……」
見せびらかすようにして、青年の吐き出した子種を、音を立てて口に含む妖女。
その半月に細められた目は、思考のままならない青年に対し、敗北という現実をマザマザと突きつけているように感じられた。
「んふっ、おいしい……♪見て?赤ちゃんのおかげで、ホラ……ママ、元気になっちゃいましたよ」
(……ッ!!)
悪魔が目を瞑ると、突如バサリ、とその背から大きなコウモリの翼が生える。
同時に悪魔の身体を禍々しい光の幕がつつみ……その身体を帯びる魔力と淫気がいっそう濃くなるのがわかった。
「じょうずにシーシーしてくれて、ありがとうねぇ♪」
「ぁぁぁ……うぅぅぅ……」
呆け顔だった青年の顔が、徐々に青ざめていく。
口の端を歪める悪魔を前に、青年はぼやけた思考のなかで……人間に対する裏切り行為をしたのだ、と理解をし始めたようだった。
「ん~?なぁに、疲れちゃいまちたか?……でも大丈夫でちゅよ♪こうして……ほらっ」
「……っ!!ふぐうっ……」
弛緩しきった青年の口に、無理やり巨大な乳房が押し付けられる。
「ほ~ら、飲んでくだちゃいね?そうしたら、またおっきできまちゅからね~……」
「んっ、んっ、んぐぅ……」
「口あけて……だめよ、ほら。おっぱい飲むの……ほぉら……ッ」
ビュルッ……ビュルビュルッ……!!
抱えるほど大きくなった乳房は青年の身体にむっちりと密着し、もはや青年には母乳を飲む以外の選択肢は与えられない。
身体の自由を封じられた青年の口に、有無を言わせず勢いよく母乳がビュルビュルそそがれてしまう。
「そう、飲んでくだちゃいね……あはっ、そうそう、いい子でちゅね~……♪」
「んッ!んっ……んうぅ……」
青年の目が再びトロンとして、自分から乳房にすがりつくようになっていく。
ゴクゴクと喉を鳴らし、安堵の表情う浮かべ、母の胸に身体を預けるように、だらしなく……
「うふふ♪は~いボクちゃん、おちんぽよちよちでちゅよ~♪」
「んっ……あ、ママぁ……♪」
「ふふっ……クスクス……」
美女の大きな腕のなかで、再び屹立していくペニス。
うわごとのように母をよび続ける青年を見下ろしながら、銀髪の中に隠された修道女の表情は、きっと微笑みを湛えているであろう。
こうして終わりの無い悪魔の授乳に、青年は完全に囚われてしまっていた――
「くっ、はぁっ……」
股間が痛いほど屹立していた。
ブルブルと震える手で、向こうへといってしまいそうな自分をこらえる。
だが、もう我慢も……もう……
街灯に集まる蛾のように……ふらふらと吸い寄せられてしまいそうだ……!
「う、……っ、この……ぉ……!」
「くく……ほぉ~ら……♪」
その隣では、黒髪の利発そうな青年が、妖艶な銀髪の妖女に追い詰められていた。
彼は体力や魔術には長けていないものの、そのずば抜けた戦闘技術と判断力によって、いつも戦闘の首尾に立ち、専制攻撃の役をかっていた人物だった。
鷹のような鋭い目つきで淡々と敵をなぎ倒す、若き冷徹な戦闘の鬼――
そう謳われた青年が、今や素っ裸で顔を真っ赤に染め、悪魔の誘惑の前に弱々しい泣き声をあげていた。
「ん~?あれれ、お洋服脱ぎ脱ぎしちゃったのに、まだイヤイヤでちゅか?」
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
「なんでちゅか、ママのお胸をじっと見て……ほら、ボク?ママのおっぱいに力で押し負けちゃいまちゅよ♪」
「は、はな……っせえぇ~……!」
淫気によってまともな力が入らなくなった青年を、美少女姿の悪魔は完全に幼児扱いしていた。
壁際に立たされ、なんとか呪詛の力を撥ね退けようと悪魔を睨みつける青年。しかし、そんな反抗も悪魔にとっては嗜虐心を燃やす種となってしまう。
「やぁん、も~っ、そんな眼でみつめられたらぁ……♪」
「――っ!」
むにいいいぃぃぃぃ……ッ

悪魔が巨大な胸を突き出しながら、ぐっと大きく伸びをしてみせる……するとあろうことか、壁と胸に挟まれた青年の身体がふわりと浮いてしまった。
「うぅっ……うわぁぁぁ~……!」
むわっ……とたちまち顔を包む、強烈に甘ったるい乳房の匂い。
青年はその小さな身体ごと、悪魔の修道女の乳の中に埋没していきながら、谷間から漂う媚香をたっぷりと堪能させられる。
「ママの言うこと聞かないやんちゃさんは、こうでちゅよ~?」
「あっ……ぁっ」
ビクンと青年の身体がはねた。
むにゅりむにゅりと形をスライムのように変え、悪魔の大きな乳房が上下に動く。
その間で柔らかく揉みほだされ、一糸纏わぬ青年の肉体という肉体に、修道女の柔肌の海がすり込まれていく。
脳を揺さぶるほど濃い淫臭……思わず青年の緩んだ口からよだれが垂れる。
「ほれほれほ~れ、おっぱいシェイクでちゅよ~♪さ、言ってごらんなさい?ママ~って。ママ気持ちいよぉ~って、言ってごらん?」
「くうぅぅぅ……ッふぁ、だ、だれが……」
「んもう、まだ意地張りまちゅか?……そ~んなゴミみたいなプライド、かんたんに壊されちゃうのにぃ♪」
「んひぃっ!?」
ぐぐぐ……ぐぐぐぐッ……
美しい悪魔が問い詰めるように前進すると、宙に浮いた青年の身体が、巨大な胸に押しつぶされていってしまう。
その顔も見えなくなるほどに、マシュマロのような乳房に隙間なく圧迫される青年――
「は~いっ、たかいたかぁ~い♪」
「ひっ……!うわぁっ」
銀髪の修道女によって、高く抱え上げられた青年は、その両足を女の肩に回し、かたぐるまされていた。
かたぐるまと言っても一般のものとは異なり、青年のお腹と女の顔が向き合うような逆の姿勢。
開脚した股の間からペニスをさらけ出してしまうそんな屈辱的な格好のまま、青年は乳房の与える快楽に屈しつつあった。
「クス……♪おっきしちゃったおちんちん、丸見え」
「お……おろせっ……!あ、ふあぁぁ~……」
欲情し、はちきれんばかりの敏感なペニスが、すべすべとして張りのある乳のなかにスルリと呑みこまれ、ブルブルとわななく。
仇である悪魔にまんまとかたぐるまされ、性器を嬲りものにされるというのに、抗いもできず無様に感じてしまう。
「どうしまちた?抵抗しないと、おっぱいでイナイイナイされちゃいまちゅよ……?」
「ふんッ……ふ、ぐうぅぅぅッ……!」
「やん、ビクビクして可愛いでちゅね♪ほら、なんとかしないと、お姉さんのおっぱいに負けちゃいまちゅよぉ~」
「~~ッ!!」
ぐぐぐぐ……ッ!
青年を潰しにかかる、白く豊満な乳房。
母性を象徴するはずの二つの膨らみは、今は最早、男のシンボルにムチムチと覆い包み、耐え難い快楽で青年を狂わせようとしていた。
「ふふ……♪」
「はぁ、ん……ッ、はぁうっ……!」
(おかしくなる……っおかしくなっちゃうううぅぅぅ……)
蕩けるようなぬくもりの中で、壁際に全身を束縛されているというのにも拘らず、青年の心は桃源郷のようなミルクの匂いに汚染されていく。
乳房に突っ張っていた腕の力は抜け落ち、重力にしたがいダラリ、と放り出された。
「は~い、もうママに降参でちゅね♪情けな~いお顔して……恥ずかしいでちゅねぇ?」
「や、ぁ……あぁぁ~んっ……!」
限界まで壁に張り付けにされた青年。まるで別人のような気の抜けた顔になり、乳房に前のめりになってズブズブとその肉の中へ沈んでいってしまう。
艶容な修道女から、どうだと言わんばかりに主張された人外の魔乳に、青年の小さな身体が混じりあい、吸収されていくようだ……
「悪魔と戦う兵士さんなのに、おっぱいでひとひねりでちゅか?かっこわるぅ~い♪」
「う、うぅぅ……このぉ……あ、あぁぁっ……!」
「はじめから、ママのおっぱいでおしっこお漏らししたいでちゅ~って言っていれば良かったのに。違いまちゅか?」
悪魔の咎める言葉に苛まれ、快楽と恥辱に力なくもがく青年。
平然とした顔の修道女が、乳房の牢屋の中で息を荒げ、興奮で肩を震わせる青年の姿をじっと眺めていた。
そんな視線を感じながら、青年は逃げ場の無いペニスを際限なく胸の締め付けられ、犯されるよりほかない。
「本当はママの大きなおっぱいに甘えながらぁ、ちんちんぎゅうぎゅう締め付けられて……アンア~ンってお射精させてほしかったのに……」
「ぁ、ひ……ぁっ、あ、あぁ~……」
「そんなうそつきの悪い子ちゃんだから、ママのお胸に閉じ込められちゃうのよ?ほら、ごめんなさいは?」
「ぁ……っ、ご……ごめっ、あっ、あ」
妖女が返事を催促するようにクン、と胸を持ち上げると、青年の顔はガクガクと言いように振らされた。
どうした、はやく言え、と囚人に尋問するかのように――
乳房の中で揺さぶられ、青年のペニスがくちゅくちゅと辺りに水音を放つ。
「ほぉら、早くぅ……♪」
「ごめ……ん、んぅ、うああぁぁぁぁ~~……!!」
――ギュウウウウゥゥゥゥッ!
青年がみじめに謝罪しようとした矢先、全身を包んでいた乳がぎゅむり、と餅のように形を変え、青年の身体を強く押しつぶした。
堪らず首をそらし、ペニスを、そして全身を隈なく蹂躙される青年。
「あ~ぁ、ボクちゃんがすぐごめんなさいしないから、おちんちんママにイナイイナイされちゃいまちゅよぉ~?ほぉら、ほぉらッ……!」
ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅぐちゅっ……!
「うぁ、あああぁぁぁ~~……♪」
パン生地でもこねまわすように、巨大な乳房が青年をもみたてる。
目も眩むような快感の前に、ピンと両足を伸ばした青年の喉から、か細い喘ぎがこぼれた。
「ほぉら……ぷっ、あはは♪もう限界ね」
青年の挙動を見て取った悪魔は、ピンク色の唇をペロリと舐めた。
紅蓮の瞳の奥に燻っていた、嗜虐の炎が燃え盛る――
「悪魔のお姉さんに、精液捧げちゃいなさい。赤ちゃんみたいにおっぱいに甘えながら……恥ずかし~く精気を奪われちゃうの」
「っ……!!そん、なっ……!あっ♪」
「あ~ん、抗ってもムダよぉ……おっぱい漬けにされて、もう頭の中カラッポでしょ?ふふ……」
修道女はいやらしく脚を組みかえると、ちゅぱっと指を舐めしゃぶり、挑発してみせた。
「敵として倒さないといけない悪魔相手に、アンアン感じてちんぽを手玉に取られて……胸の谷間に挟まれながら、みっともなぁ~くミルクをお漏らし♪」
(――ッ!!)
現状に気づき、ワナワナと震える青年を尻目に、修道女は絶え間なく乳房でその顔をもみたててやる。
「あらあら、そんなに怒っちゃメッ、でちゅよ♪ちんぽだって気持ち良さそうにたくさんお汁出しちゃってるクセにぃ……」
「~~ッ!!ふぐっ……んん~~~ッ!!」
「おっぱい大好きでちゅもんね。人間のオスじゃ、仕方ないでちゅよ……♪」
暴れようともがく青年だったが、声さえあげられず、沸き起こる憤りすらも快楽の渦に飲み込まれてしまう。
そんな痴態を、邪悪な笑みを浮かべた悪魔が乳房で覆い隠していく。
「このままお胸に包まれて、何度もお射精させられて……もう二度と、ママから離れられない身体にしてあげまちゅね~」
「死ぬまでママの胸に顔埋めながら、ちんちん擦りつけるようになっちゃうのよぉ?クスクス……」
「~~ッ、やめ、やめろッ……!うぶっ……」
「だ~め♪いい年して、赤ちゃん扱いで射精しちゃう変態兵士さんにしちゃいま~ちゅ♪」
「やめッ……んぅっ♪はぁっ、はぁ、やめぇ~~……ッ!」
「ふふ、暴れてもム~ダ♪はい、おっぱいでぎゅううううぅぅぅぅぅぅぅ~~っ♪」
銀髪を揺らしながら、修道女姿の悪魔は思い切り腰をぐいと突き出した。
プシュウウウウウ……ッ!!
ひしゃげた乳房の先端から、白濁の母乳が大量に噴出する。
まるでシャワーのように青年の顔に降りかかると、その表情がだんだんと愉悦にゆがんでいく――
「あっ……えへぇ……♪あ、あ、ああああぁぁぁぁ~~ん……っ!!」
びゅるびゅるっ……!!どぴゅっ、どぴゅっ、びゅくっ!!

電気が流れたかの如く、全身を激しく痙攣させながら射精する青年。
「ぴゅっぴゅっぴゅぅ~っと♪は~い、タマ袋のなか、ぜ~んぶだそうねぇ~……」
乳房の隙間から漏れでた精液を手ですくうと、チロチロと舐めとっていく。
「あ、おいし~い……力がみなぎってくるみたい……」
「ぁ……ぁぁぁ~♪あううぅぅ~ん……」
母乳に汚染された青年からは、ドクドクと耐えがたい量の精液が放たれていく。
悪魔の胸の中で、まんまと餌を供給しているという事実もむなしく、呆けた顔のまま精を捧げる……その姿に、過去の名残は何もない。
「えへへぇ……あぁぁ~~ん……♪ぁぁ~……」
青年はビクビクと身体を震わせながら、射精の滾りに力尽きると、そのまま身体を倒しボフッと乳房の中にもたれかかってしまった。
「ママのおっぱい、気持ちよかったでしょう?ふふっ……♪」
妖女はだらしなく脱力しきった青年の身体を、壁から離してやった。
「はぁ……はぁ……ママぁ~……♪はぁぁ……」
恍惚の表情を湛えながら、青年は自らそのふくよかな女の肉体に、文字通り溺れる。
「クスクス……もう完全におっぱいの虜ね。おっぱい奴隷の完成……♪このまま一生、ママのお胸で飼ってあげるからね……」
「あんっ……♪ママ、ママぁ~……♪」
「ほらおいで……ママのお胸に、身を任せちゃいなさい?ふふ……」
乳にくるまれた青年ごと、悪魔は修道服を上から着てしまう。
美しい悪魔の体の一部になった青年は、顔だけを服の胸元から出して、本当に赤ん坊になってしまったようだった。
「ほら……おちんちん、元気になっちゃったら、どうするんでしたっけ?」
「ん……ぁ、あぁぁぁっ……♪」
くちゅくちゅ……むちゅむちゅぐちゅ……
しめった水音をたてて、青年が修道服のなかでモゾモゾと腰を動かす。
「そうそう、おっぱいにえっちなお漏らししちゃいましょうね……ママのミルクも、たぁんとちゅぱちゅぱしてくだちゃい♪」
「ん、ママ~……んっ……ゴクゴク……♪」
くちゅくちゅ……くちゅくちゅ…………
「プッ……くくっ、あははは……!」
壊れた玩具のように、機械的に腰を振りたて、精を放ちつづける元兵士であった青年……
甘く蕩けそうな快楽に抱かれ、幸福に満たされた彼をもとに戻すことは、もはや――
「……い、お~いっ!」
(――っ!)
聞き覚えのある、変声前の少年の声がキンと部屋にこだました。
淫猥な光景に圧倒されていた自分を、ふと現実に呼び戻す。
「おい……頼むっ助けてくれ!!」
この悪魔たちの狂乱のなかで、まだ意識がある者がいたなんて……
こちらに助けを求めているのだろうか?だとしたら、早く助けに飛び出さなければ……!
焦燥に駆られながらも、少年の声が聞こえた方へと視線を辿らせる――
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部屋から飛び出した身体を、しみるような冷気が包みこむ。
通路は真っ暗な闇に包まれていたが、まっすぐに突き抜ける廊下は他に俺の行く手を阻むものは何もなく……
部屋に続く扉はおろか、窓や通気口もなにもない。
大きな怪物にでも飲み込まれてしまったのかと疑ってしまうような、どこまでも続く長い長い廊下を、気が狂いそうになりながら走る。
そうして脳裏に浮かぶ焦りと不安に、目を瞑りそうになりかけた矢先……口を大きく開けた巨大な扉が現れた。
「っ!」
扉に近づき、手をかけようとしたその時だった。
ざわざわざわざわ……
肌の表面を見えない砂粒がこすっているかのような、嘗め回されているような不快感が肌の表面を嬲る。
何者かが、近くで魔法を使用しているのだと俺は確信した。
それもかなり強い魔法……これほどまでに魔法の使用痕をのこせるなんて、悪魔以外に考えられない―――
「ゴクッ……」
身をこわばらせ、扉に手を添え隙間から中をのぞく。
くそ、こんな時武器になるものでもあれば……いや、もう時間がない。
魔法を使っているのは先ほどの女悪魔の仲間だろうか?きっとそうに違いない。
相手が何者かも、何人いるかもわからない。どうする?
仲間は?仲間はどうなっているのだろうか?もしかして……
だめだ、落ち着け、慎重に、慎重に―――
……ほぉ~ら♪まだまだ出せるでしょぉ~ん♪ほら、ほら、ほらぁっ♪…………
……あ、あっ、あああぁあああ~~っ…でる、でちゃうよお………
……あはははっ!可愛いわね、アナタ♪また漏れちゃうのねぇ♪いいわ、ほぉら…………
……ああ、あ、おああああぁぁぁあああ~~~~っ…………
「なっ……!?」
聞き覚えのある男たちの絶叫と、艶のある女の声。
「そんなっ、まさか……!」
目を細めて、扉の隙間から中を覗く―――
「……っ!!」
……あぁん、あああんっ…………
……クスクス……ふふっ♪…………
……あ、あっ、また出る、またでるぅ~~~……
……は~いどうぞ♪ママ~ママ~って言いながらお漏らしなさい……んっ♪……
……うう~~っ、あ、ああぁぁん、ママぁ~~……
立ち呆けた俺の目に飛び込んできたのは、半球状になったホールの中で繰り広げられる、狂乱の宴―――
共に行き倒れていた仲間の兵士たちが、みな一様に悪魔の餌食となっていた。
背丈が2メートルもあろうかというような、大きな美女の姿をした悪魔が微笑みながら、生まれたままの姿に剥かれた青年の兵士たちに襲い掛かり、精気を吸い上げていたのだ。
悪魔たちは、さきほど俺を嵌めた女悪魔と同様、奇妙な修道服を纏い、銀色の髪をたなびかせ……そして一抱えもあるような巨大な胸を備えていた。
胸や腰つきの婉曲を強調するかのように、黒く艶のかかった修道服がその白い柔肌にぴったり張り付き、淫らさをよけい際立たせている。
そして……いや、悪魔に襲われているというよりも、これは―――
「うっ……なんだ……?」
視界を桃色に霞むほどの強烈な淫気と、甘ったるいミルクの香り。
悪魔たちが精神に侵食する魔法をかけていることは間違いなかった。
そうでなければ、ここまで戦ってきた仲間たちがうつろな表情をして、こんな化けの皮をかぶった悪魔なんかに精をささげるはずが無かった。
卑劣な手でだまされて、そうしてこうなったに違いない。だって……そうでないと……
「はぁ、はぁ……うっ、く……」
濃厚な乳の匂いが鼻にこびりつき、脳の動きを阻害するようだ。
頭がクラクラする……このままじゃ……まず、い……

「ふふ……♪ママのおっぱい、おいしい?」
「んっ……おいちい……んっ、んっ」
自分より一回りガタイが大きく、チーム内で最も力があり頼りがいのあった兵士の青年。
その彼が、まるで赤子のように修道女の姿をした悪魔にかき抱かれていた。
出会ったならば、ためらわずに殺さなければならないハズの敵、悪魔。
その腕のなかで青年は目を閉じ、安堵の表情を浮かべ、修道服の襟から放り出された巨大な乳房に顔を埋めて、ぷっくり膨らんだ乳首に吸い付く。
成人とみなされたハズの青年が、乳飲み子のように聖母に甘えるその姿は……まさにイビツであった。
「じょうずにちゅうちゅうしてまちゅね~♪ほ~ら、エライエライ♪」
「ん、ママぁ~……んっ、んん~っ」
悪魔たちの外見は、せいぜい16くらいの若く美しい修道女のそれであり、どうみても母親といえるような顔立ちではなかった。
にもかかわらず、青年はその悪魔を”ママ”と呼び、頭を撫でられると喜ぶような刷り込みをなされているみたいだった。
「あらあら、慌てなくても大丈夫でちゅよ♪たんと飲んで……ママのミルクの味、しっかり覚えてくだちゃいね~」
「うんっ……ん、ちゅっちゅっちゅ……」
半身を隠し覆うほどの乳房に、青年はのめりこむようにずぶりずぶりと顔を埋めて、あふれ出る母乳を音を立てて飲み下していく。
その様子を、慈しみと冷酷の入り乱れた目でじっと見つめる巨乳の美女。
「クスッ♪可愛い~……ほぉら、これ……なんでちゅか?」
「あ……あぁんっ」
青年の身体が突如ブルルッ……と震えた。
悪魔が乳の中に埋没していた青年のペニスをひっつかむと、それを片手の指でくにくにといじめる。
「ほ~ら……またママのおっぱいにこんなもの擦り付けて……ボクちゃん、悪い子なんでちゅか?」
「あっ、ママァ~それ、だめっ……!あぁぁ~ん……」
「ん~?おいたする悪い子は、おちんちんくちゅくちゅの刑でちゅよぉ~」
「ふぁっ……あ、あ、あ、あ、あ……」
修道女が諭すような口ぶりで、手のひらにすっぽり包まれた包茎ペニスをやわやわと揉みくちゃにした。
亀頭の先をいたぶるように、余った皮を細い指先でクニクニとこねまわし……美しい悪魔の手の中で、幼い身体が快感を焼き付けられていく。
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ……
辺りに卑猥な音をたてて、母乳にまみれた青年のペニスは蛇のような指先に絡めとられ、包茎の中までも這いずり責められる。
真っ白な蛇が、ねずみを長い胴で締め付け、じわじわと嬲り殺しにしていく……
余り皮のなかで、細長い指先が亀頭をくるくると撫でるたびに、乳房の下に埋没した青年はアンアンと甘い声を漏らした。
「口を休めちゃ、メッですよ。飲むのやめたらおちんちん、もう触ってあげまちぇんからね~」
「うう~……んっ、んっ……」
「……そうよ、そう。い~っぱい飲むのよ……そうしたら、もっといい子になっていきまちゅからね♪いい子はご褒美がもらえるんでちゅよ……ほらっ」
「……ッ!!やあ、あ、あっ……」
くちゅくちゅっ……くちゅくちゅくちゅくちゅ……
三本の白い指が、ペニスの包皮の中をかきまぜるような動きで、亀頭表面を這いずり回り、母乳を刷り込んでいく。
子供のようになった青年のペニスは修道女の手の中にカンゼンにくるまれてしまい、隠れて見えなくなってしまった。
「うふふ……」
恐ろしいほどの妖艶な笑みを湛えながら、美女はペニスを包んだ片手をニギニギともみくちゃにしてしまう。
白く柔らかな女の手のひらに、温かく抱擁された青年の男根は、まるで小さなキーホルダーをいじるようにその中で弄ばれていた。
「んっ~~!ふんっ、ん~~……ッ!!」
ちゅぱっ!ちゅぱぁっ!ごくごくごく……
青年は気が狂ったように乳房に吸い付き、射精が近いことをアピールする。
男を舐めきった乱雑な指使いを前にして、青年はあっけなく高みへと追いやられてしまうほかなかった。
「ふふっ♪わかってまちゅよ……お漏らししちゃうんでちゅね?いいでちゅよ……ママ~って言いながら、シーシーしちゃいましょうね♪」
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ……
「ふあぁぁ~っ、ママぁ~、ママぁ~……あううぅっ……!」
「あんっ♪いいでちゅよ~……ほぉら、出しちゃいなさぁい?」
修道女姿の悪魔の目が、ほんの一瞬ギラリと冷たく光る。
「あああぁぁ~ん……いやぁぁぁ……!」
バタバタと暴れようとする青年を、豊満な乳房が上からのしかかり、説き伏せにかかる。
「出すのよ、ほら。ぴゅうぅぅぅ~っておちんちんミルク、お漏らしなさい?ほら、ほらぁっ……」
「ひあ、あ、あぁぁ~~……うふぅぅん~~~ッ……」
「うふふ、はしたないお顔……おっぱい漬けにされて、もう抵抗できまちぇんか?ん~?」
男を追い立てるような責めと口調の前に翻弄され、胸の中にくるまれた青年がだんだんと大人しくなっていく。
美しい顔立ちの悪魔は目を細め、その手を止めること無く腕の中の男をいたぶり続けた。
「ぁ……ッ、はうぅぅ~~……」
呆け顔になり、だらしなく口外に伸びきった舌。
悪魔とは言え、仮にも美女の姿をした女に豊満な体で四肢を拘束られ、男の性器を弄ばれるという恥辱じみた快楽。
青年がもはや射精の衝動に身を任せてしまったのは、誰の目にも明らかだった。
「ほらほら……はぁ~い、ぴゅっぴゅですよ~♪」
「……ッ、あ、ああああぁぁぁぁぁぁ~~ッ……!」

どぷぅっ、どぴゅっ……どぴゅうううううぅぅっ……!
乳房にしがみつきながら、青年の全身が激しくわなないた。
悪魔の手の中につつまれたペニスから、水鉄砲のように精液があふれ、指の隙間から漏れ出るほどどぷどぷと溜まっていく。
「あら~、いっぱい出まちたね。こんなにママにご馳走してくれるのぉ?」
「あ、あ……だめ、あッ……!うぅ~……」
目がうつろになった青年は、虫の息で母乳の海におぼれる。
濃厚な乳房の匂いに惑わされ、まるで全身をコントロールされてしまったようだ。
「ふぁ……うあぁぁぁ……♪」
びゅる……びゅくっ、びゅくっ……
長い長い快感の波に、青年は芋虫のように腰をうねらせる。
ちゅぽっ……
「っ、あぁぁんっ!」
小さなペニスの脈動が終わるころ――悪魔が握った手を離すと、膣から抜けるように糸を引いて、拳の隙間から萎えたペニスが現れた。
「クスッ……じゃあ、いただきまぁ~す……」
尋常ではない量の精液。手の中にたっぷりと溜まったそれをじゅるりと口に含んだ悪魔は、満面の笑みを浮かべてみせる。
「じゅるっ……じゅるるるるうううぅぅぅ……♪」
「あッ……!あぅぅ……」
見せびらかすようにして、青年の吐き出した子種を、音を立てて口に含む妖女。
その半月に細められた目は、思考のままならない青年に対し、敗北という現実をマザマザと突きつけているように感じられた。
「んふっ、おいしい……♪見て?赤ちゃんのおかげで、ホラ……ママ、元気になっちゃいましたよ」
(……ッ!!)
悪魔が目を瞑ると、突如バサリ、とその背から大きなコウモリの翼が生える。
同時に悪魔の身体を禍々しい光の幕がつつみ……その身体を帯びる魔力と淫気がいっそう濃くなるのがわかった。
「じょうずにシーシーしてくれて、ありがとうねぇ♪」
「ぁぁぁ……うぅぅぅ……」
呆け顔だった青年の顔が、徐々に青ざめていく。
口の端を歪める悪魔を前に、青年はぼやけた思考のなかで……人間に対する裏切り行為をしたのだ、と理解をし始めたようだった。
「ん~?なぁに、疲れちゃいまちたか?……でも大丈夫でちゅよ♪こうして……ほらっ」
「……っ!!ふぐうっ……」
弛緩しきった青年の口に、無理やり巨大な乳房が押し付けられる。
「ほ~ら、飲んでくだちゃいね?そうしたら、またおっきできまちゅからね~……」
「んっ、んっ、んぐぅ……」
「口あけて……だめよ、ほら。おっぱい飲むの……ほぉら……ッ」
ビュルッ……ビュルビュルッ……!!
抱えるほど大きくなった乳房は青年の身体にむっちりと密着し、もはや青年には母乳を飲む以外の選択肢は与えられない。
身体の自由を封じられた青年の口に、有無を言わせず勢いよく母乳がビュルビュルそそがれてしまう。
「そう、飲んでくだちゃいね……あはっ、そうそう、いい子でちゅね~……♪」
「んッ!んっ……んうぅ……」
青年の目が再びトロンとして、自分から乳房にすがりつくようになっていく。
ゴクゴクと喉を鳴らし、安堵の表情う浮かべ、母の胸に身体を預けるように、だらしなく……
「うふふ♪は~いボクちゃん、おちんぽよちよちでちゅよ~♪」
「んっ……あ、ママぁ……♪」
「ふふっ……クスクス……」
美女の大きな腕のなかで、再び屹立していくペニス。
うわごとのように母をよび続ける青年を見下ろしながら、銀髪の中に隠された修道女の表情は、きっと微笑みを湛えているであろう。
こうして終わりの無い悪魔の授乳に、青年は完全に囚われてしまっていた――
「くっ、はぁっ……」
股間が痛いほど屹立していた。
ブルブルと震える手で、向こうへといってしまいそうな自分をこらえる。
だが、もう我慢も……もう……
街灯に集まる蛾のように……ふらふらと吸い寄せられてしまいそうだ……!
「う、……っ、この……ぉ……!」
「くく……ほぉ~ら……♪」
その隣では、黒髪の利発そうな青年が、妖艶な銀髪の妖女に追い詰められていた。
彼は体力や魔術には長けていないものの、そのずば抜けた戦闘技術と判断力によって、いつも戦闘の首尾に立ち、専制攻撃の役をかっていた人物だった。
鷹のような鋭い目つきで淡々と敵をなぎ倒す、若き冷徹な戦闘の鬼――
そう謳われた青年が、今や素っ裸で顔を真っ赤に染め、悪魔の誘惑の前に弱々しい泣き声をあげていた。
「ん~?あれれ、お洋服脱ぎ脱ぎしちゃったのに、まだイヤイヤでちゅか?」
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
「なんでちゅか、ママのお胸をじっと見て……ほら、ボク?ママのおっぱいに力で押し負けちゃいまちゅよ♪」
「は、はな……っせえぇ~……!」
淫気によってまともな力が入らなくなった青年を、美少女姿の悪魔は完全に幼児扱いしていた。
壁際に立たされ、なんとか呪詛の力を撥ね退けようと悪魔を睨みつける青年。しかし、そんな反抗も悪魔にとっては嗜虐心を燃やす種となってしまう。
「やぁん、も~っ、そんな眼でみつめられたらぁ……♪」
「――っ!」
むにいいいぃぃぃぃ……ッ

悪魔が巨大な胸を突き出しながら、ぐっと大きく伸びをしてみせる……するとあろうことか、壁と胸に挟まれた青年の身体がふわりと浮いてしまった。
「うぅっ……うわぁぁぁ~……!」
むわっ……とたちまち顔を包む、強烈に甘ったるい乳房の匂い。
青年はその小さな身体ごと、悪魔の修道女の乳の中に埋没していきながら、谷間から漂う媚香をたっぷりと堪能させられる。
「ママの言うこと聞かないやんちゃさんは、こうでちゅよ~?」
「あっ……ぁっ」
ビクンと青年の身体がはねた。
むにゅりむにゅりと形をスライムのように変え、悪魔の大きな乳房が上下に動く。
その間で柔らかく揉みほだされ、一糸纏わぬ青年の肉体という肉体に、修道女の柔肌の海がすり込まれていく。
脳を揺さぶるほど濃い淫臭……思わず青年の緩んだ口からよだれが垂れる。
「ほれほれほ~れ、おっぱいシェイクでちゅよ~♪さ、言ってごらんなさい?ママ~って。ママ気持ちいよぉ~って、言ってごらん?」
「くうぅぅぅ……ッふぁ、だ、だれが……」
「んもう、まだ意地張りまちゅか?……そ~んなゴミみたいなプライド、かんたんに壊されちゃうのにぃ♪」
「んひぃっ!?」
ぐぐぐ……ぐぐぐぐッ……
美しい悪魔が問い詰めるように前進すると、宙に浮いた青年の身体が、巨大な胸に押しつぶされていってしまう。
その顔も見えなくなるほどに、マシュマロのような乳房に隙間なく圧迫される青年――
「は~いっ、たかいたかぁ~い♪」
「ひっ……!うわぁっ」
銀髪の修道女によって、高く抱え上げられた青年は、その両足を女の肩に回し、かたぐるまされていた。
かたぐるまと言っても一般のものとは異なり、青年のお腹と女の顔が向き合うような逆の姿勢。
開脚した股の間からペニスをさらけ出してしまうそんな屈辱的な格好のまま、青年は乳房の与える快楽に屈しつつあった。
「クス……♪おっきしちゃったおちんちん、丸見え」
「お……おろせっ……!あ、ふあぁぁ~……」
欲情し、はちきれんばかりの敏感なペニスが、すべすべとして張りのある乳のなかにスルリと呑みこまれ、ブルブルとわななく。
仇である悪魔にまんまとかたぐるまされ、性器を嬲りものにされるというのに、抗いもできず無様に感じてしまう。
「どうしまちた?抵抗しないと、おっぱいでイナイイナイされちゃいまちゅよ……?」
「ふんッ……ふ、ぐうぅぅぅッ……!」
「やん、ビクビクして可愛いでちゅね♪ほら、なんとかしないと、お姉さんのおっぱいに負けちゃいまちゅよぉ~」
「~~ッ!!」
ぐぐぐぐ……ッ!
青年を潰しにかかる、白く豊満な乳房。
母性を象徴するはずの二つの膨らみは、今は最早、男のシンボルにムチムチと覆い包み、耐え難い快楽で青年を狂わせようとしていた。
「ふふ……♪」
「はぁ、ん……ッ、はぁうっ……!」
(おかしくなる……っおかしくなっちゃうううぅぅぅ……)
蕩けるようなぬくもりの中で、壁際に全身を束縛されているというのにも拘らず、青年の心は桃源郷のようなミルクの匂いに汚染されていく。
乳房に突っ張っていた腕の力は抜け落ち、重力にしたがいダラリ、と放り出された。
「は~い、もうママに降参でちゅね♪情けな~いお顔して……恥ずかしいでちゅねぇ?」
「や、ぁ……あぁぁ~んっ……!」
限界まで壁に張り付けにされた青年。まるで別人のような気の抜けた顔になり、乳房に前のめりになってズブズブとその肉の中へ沈んでいってしまう。
艶容な修道女から、どうだと言わんばかりに主張された人外の魔乳に、青年の小さな身体が混じりあい、吸収されていくようだ……
「悪魔と戦う兵士さんなのに、おっぱいでひとひねりでちゅか?かっこわるぅ~い♪」
「う、うぅぅ……このぉ……あ、あぁぁっ……!」
「はじめから、ママのおっぱいでおしっこお漏らししたいでちゅ~って言っていれば良かったのに。違いまちゅか?」
悪魔の咎める言葉に苛まれ、快楽と恥辱に力なくもがく青年。
平然とした顔の修道女が、乳房の牢屋の中で息を荒げ、興奮で肩を震わせる青年の姿をじっと眺めていた。
そんな視線を感じながら、青年は逃げ場の無いペニスを際限なく胸の締め付けられ、犯されるよりほかない。
「本当はママの大きなおっぱいに甘えながらぁ、ちんちんぎゅうぎゅう締め付けられて……アンア~ンってお射精させてほしかったのに……」
「ぁ、ひ……ぁっ、あ、あぁ~……」
「そんなうそつきの悪い子ちゃんだから、ママのお胸に閉じ込められちゃうのよ?ほら、ごめんなさいは?」
「ぁ……っ、ご……ごめっ、あっ、あ」
妖女が返事を催促するようにクン、と胸を持ち上げると、青年の顔はガクガクと言いように振らされた。
どうした、はやく言え、と囚人に尋問するかのように――
乳房の中で揺さぶられ、青年のペニスがくちゅくちゅと辺りに水音を放つ。
「ほぉら、早くぅ……♪」
「ごめ……ん、んぅ、うああぁぁぁぁ~~……!!」
――ギュウウウウゥゥゥゥッ!
青年がみじめに謝罪しようとした矢先、全身を包んでいた乳がぎゅむり、と餅のように形を変え、青年の身体を強く押しつぶした。
堪らず首をそらし、ペニスを、そして全身を隈なく蹂躙される青年。
「あ~ぁ、ボクちゃんがすぐごめんなさいしないから、おちんちんママにイナイイナイされちゃいまちゅよぉ~?ほぉら、ほぉらッ……!」
ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅぐちゅっ……!
「うぁ、あああぁぁぁ~~……♪」
パン生地でもこねまわすように、巨大な乳房が青年をもみたてる。
目も眩むような快感の前に、ピンと両足を伸ばした青年の喉から、か細い喘ぎがこぼれた。
「ほぉら……ぷっ、あはは♪もう限界ね」
青年の挙動を見て取った悪魔は、ピンク色の唇をペロリと舐めた。
紅蓮の瞳の奥に燻っていた、嗜虐の炎が燃え盛る――
「悪魔のお姉さんに、精液捧げちゃいなさい。赤ちゃんみたいにおっぱいに甘えながら……恥ずかし~く精気を奪われちゃうの」
「っ……!!そん、なっ……!あっ♪」
「あ~ん、抗ってもムダよぉ……おっぱい漬けにされて、もう頭の中カラッポでしょ?ふふ……」
修道女はいやらしく脚を組みかえると、ちゅぱっと指を舐めしゃぶり、挑発してみせた。
「敵として倒さないといけない悪魔相手に、アンアン感じてちんぽを手玉に取られて……胸の谷間に挟まれながら、みっともなぁ~くミルクをお漏らし♪」
(――ッ!!)
現状に気づき、ワナワナと震える青年を尻目に、修道女は絶え間なく乳房でその顔をもみたててやる。
「あらあら、そんなに怒っちゃメッ、でちゅよ♪ちんぽだって気持ち良さそうにたくさんお汁出しちゃってるクセにぃ……」
「~~ッ!!ふぐっ……んん~~~ッ!!」
「おっぱい大好きでちゅもんね。人間のオスじゃ、仕方ないでちゅよ……♪」
暴れようともがく青年だったが、声さえあげられず、沸き起こる憤りすらも快楽の渦に飲み込まれてしまう。
そんな痴態を、邪悪な笑みを浮かべた悪魔が乳房で覆い隠していく。
「このままお胸に包まれて、何度もお射精させられて……もう二度と、ママから離れられない身体にしてあげまちゅね~」
「死ぬまでママの胸に顔埋めながら、ちんちん擦りつけるようになっちゃうのよぉ?クスクス……」
「~~ッ、やめ、やめろッ……!うぶっ……」
「だ~め♪いい年して、赤ちゃん扱いで射精しちゃう変態兵士さんにしちゃいま~ちゅ♪」
「やめッ……んぅっ♪はぁっ、はぁ、やめぇ~~……ッ!」
「ふふ、暴れてもム~ダ♪はい、おっぱいでぎゅううううぅぅぅぅぅぅぅ~~っ♪」
銀髪を揺らしながら、修道女姿の悪魔は思い切り腰をぐいと突き出した。
プシュウウウウウ……ッ!!
ひしゃげた乳房の先端から、白濁の母乳が大量に噴出する。
まるでシャワーのように青年の顔に降りかかると、その表情がだんだんと愉悦にゆがんでいく――
「あっ……えへぇ……♪あ、あ、ああああぁぁぁぁ~~ん……っ!!」
びゅるびゅるっ……!!どぴゅっ、どぴゅっ、びゅくっ!!

電気が流れたかの如く、全身を激しく痙攣させながら射精する青年。
「ぴゅっぴゅっぴゅぅ~っと♪は~い、タマ袋のなか、ぜ~んぶだそうねぇ~……」
乳房の隙間から漏れでた精液を手ですくうと、チロチロと舐めとっていく。
「あ、おいし~い……力がみなぎってくるみたい……」
「ぁ……ぁぁぁ~♪あううぅぅ~ん……」
母乳に汚染された青年からは、ドクドクと耐えがたい量の精液が放たれていく。
悪魔の胸の中で、まんまと餌を供給しているという事実もむなしく、呆けた顔のまま精を捧げる……その姿に、過去の名残は何もない。
「えへへぇ……あぁぁ~~ん……♪ぁぁ~……」
青年はビクビクと身体を震わせながら、射精の滾りに力尽きると、そのまま身体を倒しボフッと乳房の中にもたれかかってしまった。
「ママのおっぱい、気持ちよかったでしょう?ふふっ……♪」
妖女はだらしなく脱力しきった青年の身体を、壁から離してやった。
「はぁ……はぁ……ママぁ~……♪はぁぁ……」
恍惚の表情を湛えながら、青年は自らそのふくよかな女の肉体に、文字通り溺れる。
「クスクス……もう完全におっぱいの虜ね。おっぱい奴隷の完成……♪このまま一生、ママのお胸で飼ってあげるからね……」
「あんっ……♪ママ、ママぁ~……♪」
「ほらおいで……ママのお胸に、身を任せちゃいなさい?ふふ……」
乳にくるまれた青年ごと、悪魔は修道服を上から着てしまう。
美しい悪魔の体の一部になった青年は、顔だけを服の胸元から出して、本当に赤ん坊になってしまったようだった。
「ほら……おちんちん、元気になっちゃったら、どうするんでしたっけ?」
「ん……ぁ、あぁぁぁっ……♪」
くちゅくちゅ……むちゅむちゅぐちゅ……
しめった水音をたてて、青年が修道服のなかでモゾモゾと腰を動かす。
「そうそう、おっぱいにえっちなお漏らししちゃいましょうね……ママのミルクも、たぁんとちゅぱちゅぱしてくだちゃい♪」
「ん、ママ~……んっ……ゴクゴク……♪」
くちゅくちゅ……くちゅくちゅ…………
「プッ……くくっ、あははは……!」
壊れた玩具のように、機械的に腰を振りたて、精を放ちつづける元兵士であった青年……
甘く蕩けそうな快楽に抱かれ、幸福に満たされた彼をもとに戻すことは、もはや――
「……い、お~いっ!」
(――っ!)
聞き覚えのある、変声前の少年の声がキンと部屋にこだました。
淫猥な光景に圧倒されていた自分を、ふと現実に呼び戻す。
「おい……頼むっ助けてくれ!!」
この悪魔たちの狂乱のなかで、まだ意識がある者がいたなんて……
こちらに助けを求めているのだろうか?だとしたら、早く助けに飛び出さなければ……!
焦燥に駆られながらも、少年の声が聞こえた方へと視線を辿らせる――

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